栄光教会 講演会 | Dear Anne

Dear Anne

「外をながめて、自然と神様のふところをのぞいたとき、

わたしは幸福でした。

とても幸福でした。」

アンネを捜す心の旅。生誕80周年。


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10月4日日曜日、東京都品川区にある「聖イエス会 栄光教会」(http://www.geocities.jp/eikouchurch12/ )へ行ってきました。今年は、アンネ生誕80周年記念。それに伴い、東京ソフィア教会伝道師の山中聖子さんによる、父オットー・フランクとの出会いを語られました。


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1971年、聖イエス会しののめ合唱団がイスラエルの町ナタニヤのレストランで食事をしていたとき、背の高い紳士が合唱団に話しかけてこられ、「私は日本にたくさんのペンフレンドをもっているので日本の皆さんに会えてうれしい。私は、世界で最も平和を愛するひとりです・・・」と言いました。この奇跡的な出会いにより、翌年のクリスマスの朝、「アンネ・フランクの形見」と呼ばれる「アンネのバラ」が聖イエス会に送られてきました。今では日本全国に1万本以上になり、毎年春と秋に素晴らしい花を咲かせています。オットー氏は生前、こういい残しました。

「私にはいつか目覚めない朝が来る。朝、目を覚ますと神の恵みで今日も目覚めることが出来た。さぁ、アンネの仕事をしよう。アンネは世界と人類のために働きたい、死後も残る仕事をしたいと、日記に書き残した。その意志を受け継いで、私は今を生きているんだ。」

オットー氏は、世界中から届いた手紙の返事を書くのに尽くし、「アンネの悲劇的な死に同情するだけではなく、平和を作り出す何かをする人になってほしいのです。」と返事を出しました。1980年、オットーは91歳の一生を終えました。しかし私たちはアンネやオットーの死を無駄にしてはいけません。彼らの平和に対する意思や願いを
受け継ぎ、実現するよう努力しなければいけない・・・感動だけで終わらせてはいけないのだ、と。

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