閉店する本屋さんで安売りしてたので、
買っておいたもの。
夏目漱石さんの随筆『硝子戸の中』
随筆とはすなわち、日記のようなもの?
亡くなる一年前に発刊、恐らくこれを書いていたのはその前の年くらいでしょうか。
病気がちで体調を崩して、寝たり起きたりなインドア生活、、タイトル通りの『硝子戸の中』での随筆。
少し前に、復元された夏目さんの自宅に行ったのもあり、あのベランダや書斎で書いたんだろうな、、と想いを馳せる事が出来ました。
で、明治時代の夏目さんが自分自身と重なって目の前にいる様な感覚になる共感の塊みたいな内容でした。
文豪というと書いてる内容は美しくとも、素行の悪い、女性にもだらしない人が多いですが、
言うたら今で言うミュージシャンみたいなw
ですが、夏目さんのお人柄は本当に真面目かつ、お人好しで面倒見が良い人だったのが分かるエピソードがたんまりです。
普通面倒くさくて相手にしない様なDQN的な人を気にかけてしまい、痛い目にあったりw
忙しいを言い訳にせず、人の為には時間を使う人だったんだろうな、とも。
でも、そんな夏目さんはユーモアのセンスがピカイチで、思わずぷっ、と吹いてしまう表現も沢山ありましたw
我々はテクノロジーの発展、進化とともに未来人ぶってますが、変わらず生身な人間であり、根底の人として流れるものは何ら変わらないんだなぁ、と読んでて思いました、、、
いや、夏目さんが明治の人でいながら、現代人的グローバルな感覚を持ち合わせていた、ような気もしますね。
本を読む事で彼の思考の中に入ってなんら違和感もなく、わかるー!その考え!って連続でありました。
新しい本を手に取ると、読み終えなければならない、ミッション圧を勝手に感じてしまう私ですがw
「そこまでして読んでもらわなくてもよし、肌に合えば読むがよし、これから何かを得ようとしなくてもよし」
なんて、夏目さんの声が聞こえてくる様でしたw
インドア派の人には是非とも読んでほしい本でした。
