オリジン一作目1954年の作品を鑑賞。

終戦から9年後に作られていて、ほんのちょっと前まで大空襲で焼け野原だった東京の復興のスピードの凄さもロケーションで確認できます。

これは新宿かな?


度重なる海底での水爆実験により恐竜時代から守られていたエリアが決壊し、そこで安息に暮らしていた恐竜(後にゴジラと名付けられる)や絶滅した生物までもが放射線で巨大化し、地上に現れ復興に賑わう東京をぐちゃぐちゃにしてしまい、さぁ、日本はどうする!みたいなお話です。


序盤からなかなかゴジラが出てこないじらし感が「一体、何が出てくるんだろうか?」という観客の期待をあおるわけですが

ゴジラの初登場シーンで山からひょこっと現れる巨大な頭、、、この顔が本当に怖い!!キモい!

モノクロなのもあって怖さ倍増⭐️

爬虫類というよりは両生類よりでオオサンショウウオの様な顔してるんですよね💦

最近のゴジラってスタイルよくて顔もイケメン?でちょっとイグアナっぽいんですけど、初代ゴジラの顔ってちょっと目がいっちゃってて危なかしい雰囲気で好きですw前に見たシンゴジラのデザインってこのゴジラデザインへのリスペクトを勝手に感じますね^_^


人間のエゴによって地上に追い出されたゴジラを哀れむ生物学者が登場人物の主軸にいるのも個人的良作ポイントです。

当時の人々にとってゴジラはある種日本復興の象徴的な存在になったのかもしれませんね。

日本のエンタメはこの作品の評価の勢いで独自に"特撮"技術を身につけていくのでしょうね。

1933年にアメリカで制作されたキングコングはコマ撮りのダイナメーションでしたが、東宝は着ぐるみと模型技術といった感じです。


現代も続くゴジラシリーズの原点である本作

、なるほど納得の作品でした。