ブルースリー作品の様に最も好きな映画として
このゴットファーザーの名前を挙げる著名人も多い作品で
主題曲である「愛のテーマ」はあまりにも有名な楽曲。


過去に序盤で寝てしまっていたのでちゃんと鑑賞。

第二次大戦後のアメリカの街を牛耳るイタリア系マフィアファミリーのゴットファーザー
の継承と他ファミリーとの抗争を描いたお話。

この映画の醍醐味は
ゴットファーザーの息子兄弟の中でも

学歴や一般常識もあり、性格も温厚で冷静な”一見マフィアに向いていない”と思われる息子が

一番、後継ぎとしての頭角を現す、、、というところですね。

気が短く喧嘩が強そうなジャイアンよりも出木杉君の方が大きな組織を束ねるボスの気質はある、、、というところでしょうかw
まぁ、マフィアと言えど大手企業ですからね💦

で、ヴィジュアル的にもマフィアっぽくない息子を演じてるのが、、、、誰だろう??と思ったら

アル・パチーノ!じゃないですか!物語が進むにつれてどこか頼りなさそうな若者が

マフィアのボスの目つきになっていくんですよね。

昨今では強面の印象ですが、恐らくこの大ヒット映画でのパブリック・イメージに
飲み込まれてしまったのでしょうw
日本で言うと、長渕剛さんとか布袋寅泰さんとかヤクザ映画への出演を期に
”強面キャラ”に豹変していった感じなのかなぁ、、とかw
なので最後まで、全くアル・パチーノだとは気づきませんでした💦


この映画で描かれるイタリアンマフィアスタイルのヴィジュアルイメージというのは
後の日本の任侠映画界にも大きく影響を与えてると思いますね。

フランシス・コッポラ監督の露骨でショッキングな表現にも思わず引き込まれてしまいます。
 

この映画を見て思ったのは

家族間ですら
人間ってのは個々に動物的なテリトリーがあり、
そこへ足を踏み入れられると、ストレスや恐怖を感じたり、嫌悪感を示して相手を攻撃したり
するんですが

それでも尚、支え合って群れないと生きていけない部分があったりします。
いじめだって大人の世界の方が酷かったりしますし、これは人の本能なので
無くせないものなのかもしれない。
自身が振りかざす正義だって価値観の違い、誤解で、悪になってしまったり、、、
人と人、目に見えない思いやりの天秤のバランスって
永遠の課題でしょうねw


日本の任侠ものやヤンキーものは観ないようにしてますがw
ゴットファーザーパート2もエンタメとしてちょっと楽しみ、な自分がいます💦