子供の頃、何故かどの家にも親父のガットギターがあって(親父は大して弾いてないw)興味を持つとまず教わる曲がこの"禁じられた遊び"って曲で、これは映画音楽なんですね。で、まだ一瞬も観た事なかったので超今更鑑賞w

戦争で両親を失い孤児になってしまった少女とやんちゃな少年ミッシェルの出会い、それから懸命に彼女を守ろうとする彼の本能的な愛なのか父性なのか、恋なのか、、そんな二人の運命を描いた作品。

可愛い少女の欲求が周りの人間を不幸にしていくという裏ストーリーも感じましたw


1952年のフランス映画という事でまだポツダム宣言から7年、、な時代背景もあってかまだまだ細かい描写が病んでいる印象です💦

観た人により、色んな考察(特に聖書愛読者)があるんでしょうけど、子供の無垢な純粋さと残酷さが描かれていて独特の世界観を燻し出しています。観終わってカオス状態になりました💦


冒頭少女の犬が死んでしまうのですが、私の考察ではCGも無い時代にリアル過ぎて撮影の為にガチで殺してないこれ??となってしまいました💦

それも時代背景なのかなぁ。

空襲の際、逃げた自分の犬を追ったのがきっかけで両親と犬を失い、犬の亡骸を抱いて彷徨うのですが、少年から「新しい犬をあげる」と言われたら亡骸をポイッと捨ててついて行くシーンとか怖っ!と思いましたw


とにかく曲のイメージ先行で数十年の時を経て観ましたが、勝手な先入観を覆される想定外のスリラー映画でタイトルに全てが集約されてますね。

でも、観る人によって考察が分岐してしまう名作なのはとても理解できました。(これ以上考察はしませんがw)

人生における、記憶のしこりを攻略出来て大満足^_^