読書覚書。。。
最近、読んだ村上春樹さんの『アフターダーク』がモヤっ終わったので
その流れで村上作品摂取。
突然、妻、に離婚を告げられ傷心の画家(主人公)が居候した友人の別荘宅で出会った謎の男
との接触で色んな不思議な出来事が起こり始める、、、
誰でも過去を振り返ると現実だったのか夢だったのかわからない不思議な体験や気になる記憶っていうのが恐らくあると思うのですが、そんなお話でした。
リアリティーと幻覚の間をトリップしてるようなフワッとした記憶を主人公と一緒に辿ってる感じがとても面白かったです。
無理やりジャンルに括るなら”ファンタジー”なのかもしれません
最近、村上作品を読んだばかりなので似たようなシーンがダブってどちらがどちらだったのか分からなくなってしまったww
(トム・クルーズの数ある映画の記憶の判別に似ている)
翻訳された洋書の様な文章とインテリジェンスな感性で
スタイリッシュにサクサク読めるのが魅力ですね。
数ある村上さんの作品をそんなに読んだわけでは無いのですが、
僕が読んだ作品に共通点みたいなものを勝手に感じたのでメモしておきます。
・主人公は博学でちょっと潔癖、インテリでもある、オシャレな料理をちゃちゃっと丁寧に作れたりするところなんか男性がちょっと憧れそうなライフスタイル
・頭も良いし感も良いパーフェクトな十代の美しい少女が登場し主人公である中年男性に異常に懐くw(映画『レオン』みたいな)
・クラッシックの音楽や洋楽がアーティスト名含めて実名で結構登場する
・心に秘めるデリカシーの無い発想や性描写が村上春樹のブランド力で読者に受け入れられてしまう凄み(未成年の芦田愛菜ちゃんがなかなか性描写が露骨な"騎士団長殺し"を好きな小説にあげててビビりました💦)
また機会があったら村上さんの作品読んでみたいな、と思います。