人間関係においてエネルギー交流というのは必ず起こっています。
それは実際に相手と会っているときもそうでないときも。
ひとには多かれ少なかれテレパシー能力やエネルギーを感じ取るチカラというのはもともと備わっていて、自分が誰かのことを心に思ったり意識するだけで（それがたとえ無意識であれ）必ずその相手に伝わっているものなんですよね。
それってみんな身に覚えがあるんじゃないでしょうか。
まったく本人にたいして言葉や態度に表現して伝えているわけじゃないのに、なんで自分の気持ちや考えが伝わってしまっているんだろうって。
その気持ちというのがたとえ嫌いという気持ちでも好きという気持ちでも。
人間同士のなにかしらの関わりがあれば、そこにはなにかしらのエネルギー交流が発生しお互いの関係性に影響を与えます。
だからあなたの誰かのことを好きだという気持ちも、嫌いという気持ちも、隠しているつもりでも伝わっちゃってますよーってこと。
私自身もあるひとに対して、「嫌いだなー苦手だなー」と思うと（自分と相手どっちが先にエネルギーを発したのかはわかりませんが）その後から急にそのひとの態度が冷たくなったり仲が悪くなったり必ずしていて、その後しばらくして「そんなに悪いひとじゃなくて実はわりといいひとなのかも」と相手への気持ちや見方が変わったりすると、そのとたんに（特別なにかしたわけでもないのに）仲がなぜかよくなったりというのは、もう必然といっていいくらいにあります。
だからもし苦手なひとがいるけど、なんとかうまくやりたいなと思うなら、
いろいろ頭で策を練るより、相手にたいする見方を（無理する必要はないので、これくらいなら自分もできそうかもって思える範囲で構わないので）少しずつ相手に対する自分のイメージや思い込みを変えていくのが手っ取り早いってこと。
「あのひと嫌い！苦手！」ってなっていた自分の相手に対する思い込みや設定を、「あのひとも何か事情があってつい不機嫌になっていたりするだけで、本当は自分の知らないいいところがあるのかも・・」ってね。 なるべくこれくらいに見方を変換するくらいならできそうって自分が思えるように変えていくので全然構わない。
実際、この世の中で、欠点だけのひとも長所だけもひともいないですからね。
人間のそれぞれの都合や事情で、勝手にあのひとはいいひと悪いひとって決めつけてるだけ＆ジャッジしてるだけで、ほんとうはいいも悪いもなく、いろんなタイプや価値観をもってる人間が地球上に存在してるっていう事実があるだけ。
自分の身の上や都合だけで、ひとや世の中を思い込みのメガネで見たり、ジャッジしなくなると、なにより一番楽になるのは自分です。
いい/悪い、好き/嫌い という感情がわいてくるのは、自分という人間をほかと分けて認識するために自我・エゴがあるので、ある意味しかたないことではあるのですが、
あまりにも自我・エゴが強くなりすぎて、自分の見方や考えがすべて正しくてそれ以外は間違っているってなってしまうと、まわりの人たちとの人間関係も人生もいきづまって、うまくまわらまくなっていってしまうんですよね。
だから自分のエゴが無意識に強くなりすぎてないか、客観的に自分をチェックし修正していくことが大切。
自分の見てる世界は自分だけ。ひとにはひとの別の見えてる世界があって、どっちが正しいとか間違ってるとかじゃなく、ただ見えている世界が違うだけ。
そこをよく心にとめておくだけで、驚くほど自分を取り巻く世界は明るく広がっていきますよ。