こんにちは
世界のファッショントレンドを
分かり易く解説している
ファッションジャーナリストの
髙はし賀子です
２月末から春を感じる気候が続きました。
すっかり春めいて新しい季節になりましたね。
今回は、2019年のトレンドカラーとトレンドスタイルを徹底解説します！
| トレンドカラーはリビングコーラル！ |
今年の一押しカラーはリビングコーラル！
リビンコカーラルはこんな色↓
出典：トレンドカラー
2019年１月号の女性セブンさんで今年のトレンド解説をさせてもらった際に、ウルトラバイオレットと申し上げました。それに絶妙に合うのがこの色、リビンクコーラルです！
生きた珊瑚という意味。
パーソナルカラーパレットだとスプリングの中のピンクです。
| マッチするのは濁ったパステルカラー！？ |
2019年のトレンドカラーの一つである、リビングコーラルは下記のような少しくすんだようなシャーベットカラーが合います。
出典：トレンドカラー
トレンド的には、ロングプリーツスカートの上にミディ丈（膝丈）のアイテムで洋服同士の生地を広く重ねる感じの着かたがトレンドです。
↓例えばこんな感じ↓
出典：BUYMA
このトレンドを全体的に牽引してきたのが主に、セリーヌとグッチです。
| コレクションブランドから見えるトレンド |
GUCCIのデザイナーにアレッサンドロミケーレが就任して
はや３年めですが、彼は元々FENDIの
ジュエリーデザイナーでした。
アレッサンドロ・ミケーレ
その後、トムフォード率いるグッチに転じ、
今のクリエイティブデザイナーへの道を駆け上がるのですが。。
トムフォードというデザイナーも過去GUCCIで一世風靡を巻き起こした伝説的な存在でしたが、彼を一掃する影響力を見せているともっぱらの評判。
これはどういうことかと言いますと、
今爆発的に流行っている
傾向を創り出したということ。
トレンドを列挙します
| トレンドを牽引したセリーヌと新生グッチ |
・オーバーサイジング
（大きなシルエットでビッグなショルダーやかなり大きな生地の面積を持つもの）
・ロング丈アイテム
（プリーツもその一つで、基本的にミニではない）
・ビンテージ風アイテム
（中世の貴族や、古き良き時代を表現している映画やドラマで見るようなロング丈のワンピースやジャケット）
上記のようなアイテムがトレンドを牽引しています。
さてグッチに戻りますが
アレッサンドロミケーレが初めて担当した年の2015FWのオートクチュールコレクションで今までのプリーツの概念を覆しました。
プリーツスカートにはフェミニンやエレガントとった類いの代名詞がついていましたが、それをカジュアルにドレスダウンさせたカジュアルダウンの帝王ですね。
カールラガーフェルドやイブサンローラン、シャネルのように
その時代にマッチした着こなし感を洋服に当て込んで表現する希代の名手である。そう感じています。
2015年のランウェイで魅せた、衝撃のコレクションから毎年毎回必ずプリーツスカートをアイテムに引き出しています。
GUCCI2015-16
フォール/ウィンターコレクション
GUCCI2016
リゾートコレクション
2016年のFWで大々的にヒットしたのがこのメタリックプリーツとアイコンスタイル。
GUCCI
2016プレフォールコレクション
出典：全てBUYMA
KENZOなどでも時々見られてはいましたが、アニマルやフラワーをイットアイコンとしてカジュアルからドレスに格上げしたのは、新生GUCCIのアレッサンドロミケーレとKEITA MARUYAMAですね。
さて今回はこのへんで。
最後までお読み頂き
有り難う御座いました。
明日は、トレンドのコスメアイテムのご紹介です。
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