会社紹介
大手メガバンクの一角、三菱系列の金融事業会社です。みずほFGと同様に国内外に関連会社を持ち、世界で活動しています。個人的な印象としては「名前がコロコロ変わるなあ…」と思っている会社です。(合併や買収などが多い会社です。)
会社名:三菱UFJフィナンシャルグループ
業種:銀行業
売上高(経常収益):6兆758億
PER(株価収益率):8.59倍
ROE(自己資本利益率):6.64%
EPS(一株当たり利益):88.45円
自己資本比率:4.6%
株価の推移
月足では、400~900円の間を行ったり来たりでボックス相場を形成しています。直近では2020年3月ごろに急落して以降、徐々に値を戻しています。
配当
配当金:28円
配当利回り:3.68%
配当性向:31.7%
総還元性向:45.7%
配当金、配当利回りともに増加しています。配当性向は40%を目標に掲げています。自己株式の保有は発行総数の5%を上限としており、それ以上は原則として消却するとのこと(有報より)、必要以上に株を発行せず、流通量をコントロールしている印象です。
財務諸表
損益計算書
地域ごとの経常収支
米国:1兆988億
欧州・中近東:3336億8400万
日本:3兆3476億
アジア・オセアニア:1兆1956億
その他:1001億200万
日本での経常収支が5割を占めており、国内事業により全体の業績が左右されると予想されます。
貸借対照表
貸方、借方ともに順調に微増しています。特別な増減は見られません。(コロナ禍でも総資産は微増しています。)
キャッシュフロー表
営業CF:9兆8398億
投資CF:-2兆2027億
財務CF:-1兆804億
フリーCF:7兆6371億
設備投資:-3554億1400万
現金:110兆7632億
2018年から投資CFで大きなマイナスがあります(最高で2021年-10兆1403億)。事業拡大のための投資によるマイナスなので大きな問題とは見ていません。
この株は買いか?
国内最大の民間金融グループです、金融関係の企業なので業績が世界景気に左右されますが、着実に増配しています。定期的な自社株買い(と株の消却)により株価をコントロールしていることが、個人的には好印象です。配当利回りも3%後半なので、400~500円で買えればおいしいかと思います。(私は650円くらいで買いました…)
前の記事のみずほFG やほかのメガバンク企業と合わせて小さなポートフォリオを作って利回り3%程度になるように調整しています。
~9月22日~
為替介入しましたね…単独なのか協調なのかわかりませんが、さらなる介入の可能性もあるとしています。以前も書きましたが、根本的な金利格差に対処しなければ介入は効果が薄いような気がします。FOMCの利上げ発表にぶつけてきたのは偶然なんでしょうか?
いろいろな方が「○○円で介入する」と予想を立てていますが、私は「出た結果についていく」というスタンスで行こうと思います。(ただの勉強不足かもですが…)