ご挨拶
後世で「『令和』ってなかなかヤバい時代だよね」って言われてる気しかしてない今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
ウマ娘毎月恒例CMレポート 第2回キャンサー杯編です。
今回から開催時期が変更され、条件の通知も少し遅めだったので色々忙しかった感じがします。
こういう時こそ普段の因子周回を始めとした準備の差が出てくると思いました。
私は久々に艦これのイベントを完走するつもりでいたので結構ギリギリでしたが、なんとか形にはできたと思います。
それではいつも通り条件から見ていきましょう。
キャンサー杯(2022)の条件
阪神レース場/芝 2200m/右・内回り/夏/曇り/稍重
0~367m/367m~1467m/1467m~2200m (序盤/中盤/終盤)
ポジションキープ終了:967m
終盤開始前後に下り坂が存在
ゴール200m前から上り坂
宝塚記念モチーフの条件設定。
先月のCMから季節が「夏」に変更され、馬場も「稍重」へ。
強力だった「良馬場の鬼」が発揮しなくなる点には十分注意。
坂が多くパワーの数値が低ければ坂で減速し、終盤の長い下り坂では賢さの数値が重要になる。
よってスピード/パワー/賢さの3ステータスはカンストに近い数値が欲しい。
環境推測
〇クリスマスオグリキャップ
猛威を振るったタウラス杯と同様にスリーセブン起動の固有が確定接続する。
固有スキルの破壊力はタウラス杯以上になるものの、一方でタウラス杯のようにアグネスタキオン固有が保険として機能しないため固有の発動率に懸念が残る。
強力なキャラであることには違いないがオグリキャップ単エースとして勝ち切ることが難しく、オグリキャップ以外でも勝てるウマ娘を編成する必要がある。
逃げが多くなるであろう環境なため固有トリガーの回復スキルにも気を配る必要があり、ものによっては順位条件を満たせず不発、といったことも十分起こりうる。
〇逃げ脚質
今回もセイウンスカイ固有「アングリング×スキーミング」が有効加速として機能するため、依然として有力な脚質。
水着マルゼンスキー、バレンタインミホノブルボンが筆頭候補。
他にはセイウンスカイ、ダイワスカーレット、キタサンブラックが候補として挙げられる。
セイウンスカイは本家アンスキによって最大火力のミラクルランを封殺できる可能性を有している。
覚醒スキルで「脱出術」を所持しているのも優秀。
ダイワスカーレットは有力な金スキル「キラーチューン」を所持しているのに加え、固有スキルで2位から捲っていくクリスマスオグリキャップのような挙動を逃げでありながら起こすことができる。
キタサンブラックは覚醒スキルで「先手必勝」や「中距離直線」といったスキルを所持している。
固有スキルは終盤接続できる可能性を残しており、このスキルも2位から発動できるので上手くいけば格上相手にも勝てる可能性を秘めているかもしれない。
ただ、ダイワスカーレットと違い中盤スキルに不足感が否めないのでそこをいかに補えるかが重要になってくる。
いずれのキャラにしろ終盤開始時点で1位を死守することが至上命題となる。
そのために各キャラの強み、不足点に沿ったスキルを取得していくことが重要。
〇その他の脚質
加速スキルをいかに有効発動させるかが重要。
垂れ馬回避(ノンストップガール)は全脚質で有効。
だが賢さユキノビジンを採用したうえでで目標ステータスに達するのか微妙なところ。
覚醒スキルでノンストップガールを所持しているカワカミプリンセス、独占力も持つチアナイスネイチャが育成面では多少は楽かもしれない。
メジロライアン、メジロドーベル固有を継承できる差しが若干有利か。
追込も採用可能だが中盤で固有発動条件の有効ポジションを取りに行くためのスキルが必要になる。
SSRミスターシービーは是非とも採用したいが、ユキノビジンと同時採用するとレスボが不足気味になるのが難しいところ。
育成(編成)予定のウマ娘
上位にいるキャラを優先する予定
〇クリスマスオグリキャップ
脚質は先行を予定しているが、逃げのシェア率が想定より高いと感じた場合は差しで育成する可能性もある。
継承固有は新衣装トウカイテイオーは確定でもう一方を何にするか検討中。
基本的には固有+ノンストップガールの組み合わせを想定している。
育成がうまくいかなかった場合はノンストップガールを諦めメジロドーベル固有の採用を検討する。
〇水着マルゼンスキー
今回のCMは「逃げ2先行1」の編成を予定しているがそのうちの逃げ候補その1。
所持スキルにスリーセブンがあるため「聖夜のミラクルラン」を継承候補とした。
スリーセブンor勢い任せ/コーナー回復〇/オペレーションCacaoの組み合わせで採用したい。
〇ダイワスカーレット
逃げ候補その2。
正直前回のジェミニ杯で育成した個体が強すぎて新しく育成した個体に満足できるかが心配。
固有の特性上クリスマスオグリキャップのような挙動を期待できるが、今回はそちらに寄せず他の逃げと同じように終盤接続時に1位アンスキ発動を狙えるように育成する。
キラーチューンがあるとはいえ中盤スキルが不足気味であるため、こちらは中盤速度固有を継承候補としたい。
根性育成で育成する予定ではあるが、難しいようならスピ賢さ育成に変更しようと考えている。
〇カワカミプリンセス
上記3キャラと比べると安定度は劣るが、ノンストップガールを所持しているので育成難度が低い。
育成時間が足りなかった際に採用する可能性が高い。
担当ウマ娘である(重要)。
〇ゴールドシップ
こちらは逆に時間に余裕があれば育成する予定。
ノンストップガール採用のためにユキノビジンを採用するのかは非常に悩みどころ。
エースに逃げ2を採用しているのでいっそノンストップガールを垂れ馬回避に落として、メジロライアン・メジロドーベル固有での爆発力重視にするのが良いのかもしれない。
予選の結果と傾向
【ラウンド1】
〇戦績
36勝4敗(90%)
ダイワスカーレット:7勝/40戦(17.5%)
水着マルゼンスキー:20勝/40戦(50.0%)
クリスマスオグリキャップ①:1勝/20戦(5.0%)
クリスマスオグリキャップ②:8勝/20戦(40.0%)
予定通り「逃げ2先行1」の王道パターンの編成。
1日目は最初に育成したクリスマスオグリキャップが非常に厳しかった。
おそらくは「コーナー回復〇」が取得できずに「スタミナキープ」で代用したのが大きな原因と思われる。
4敗の内訳:クリスマスオグリキャップ(2)/スイープトウショウ/ナリタタイシン
推測と異なり、追込の方が勝ち筋が残っている気がした。
〇傾向
・採用数トップ5
クリスマスオグリキャップ…25
バレンタインミホノブルボン…22
水着マルゼンスキー…16
オグリキャップ…16
グラスワンダー…12
・脚質分布
71/73/69/27(逃げ/先行/差し/追込)
・距離S
・その他
・短評
ラウンド1では毎回のことではあるが、中距離ということもあり様々なウマ娘が見受けられた。
その中でも採用率トップ3は予想通りの結果となった。
脚質分布ではおおよそ他の方の集計と同じく3:3:3:1の比率に近い形となっており、全体の傾向とみても良いだろう。
距離S率は今回準備期間が短かったこともあり普段よりも低下すると考えていたが、先月の35%よりそこまで大きく減ったわけでもない点を鑑みるに、以前の中距離CMの個体を流用しているパターンがそこそこあるのではないだろうか。
中距離特有のデバフ「独占力」に関しては、先日実装されたチアナイスネイチャが「ノンストップガール」も所持していることも相まって、以前の中距離CMで多かったグラスワンダー、シンボリルドルフに取って代わっていると考えられる。
【ラウンド2】
〇戦績
34勝6敗(85%)
ダイワスカーレット:8勝/40戦
水着マルゼンスキー:15勝/40戦
クリスマスオグリキャップ②:11勝/40戦
ラウンド1からの変更はなし。
ダイワスカーレットの更新を狙っているが満足いく出来の個体は育成できていない。
決勝のメンバーに変更はないが、ダイワスカーレットの更新チャレンジは継続する。
6敗の内訳:クリスマスオグリキャップ(2)/バレンタインミホノブルボン(2)/水着マルゼンスキー/メジロドーベル
順当に強く育成された相手に当たるのは当然だが、出遅れや固有不発が重なって負けるのは止めて欲しい。特に決勝では。
〇傾向
・採用数トップ5
クリスマスオグリキャップ…43
バレンタインミホノブルボン…31
水着マルゼンスキー…21
ゴールドシップ…17
グラスワンダー…14
・脚質分布
76/51/74/37(逃げ/先行/差し/追込)
・距離S
147/240(61.3%)
・その他
「独占力」所持ウマ娘数…24
内訳:グラスワンダー(8)/チアナイスネイチャ(8)/シンボリルドルフ(6)
/バレンタインエイシンフラッシュ(2)
「大逃げ」所持ウマ娘数…1
内訳:サイレンススズカ
・短評
ラウンド2では様々な要素が想定していた数値に近づいたように感じられた。
採用数トップ5ではゴールドシップが新たにランクイン。
固有で差しとほぼ同じ位置につけられるうえ、追込の脚質補正でより前を捉えやすいといった特徴が勝ちに結びついているようである。
脚質分布は先行が減り追込が増えたが、これは前述のゴールドシップの増加とデバフ特化のウマ娘が追込に設定されているためだと考えている。
距離S率はラウンド1と比べてほぼ倍に。
やはり重要な要素であることは間違いない。
デバフの数も増えており、独占力2枚の編成を組んでいる相手も多々見受けられた。
自分以外の独占力3枚相手では流石に勝てないと思い知ってしまったのが若干決勝で怖いところ。
デバフ特化とエース兼では若干後者が多いように感じたが、ほぼ誤差だと考えている。
-以降は決勝後に追記予定-
決勝の結果
〇登録メンバー
・ダイワスカーレット
予選で使用した個体と同じもの。
先月とは異なり「地固め」トリガーに「右回り◎」と「逃げのコツ〇」を採用できたので地固め発動は比較的安定しているように感じる。
彼女の勝負は序盤から始まっていて、固有が発動する後半までいかに1位を死守できるかにかかっている。
メンバー締め切り1時間前に完成したUG1ダスカ。
どちらを採用するのか最後まで迷ったが、ルームマッチでの勝率がほとんど変わらなかった。
そのため、「右回り◎」を所持している点、それにより「地固め」発動が安定している点を考慮して前者を選択した。
・水着マルゼンスキー
今回の最高勝率ウマ娘。
クリスマスオグリキャップ固有をサブ加速として採用した個体。
実際効果があるのかはわからないが、後方脚質を完封して勝利するレースが多かった印象が強い。
副産物ではあるが回復スキルを複数積んでいる都合上、固有の発動が安定しているのが胃に優しい。
あとは出遅れなく地固め発動してくれるように祈るばかりである。
・クリスマスオグリキャップ
勝利のための最後のピースとして採用したウマ娘。
予選②の方。
ノンストップガールの発動が安定していなかった点、ユキノビジン採用でステータスが伸びなかった点、自身が逃げ2を出すことが確定していた点を踏まえてノンストップガール不採用、メジロドーベル固有採用に至った。
何気にいい仕事をしていたのがアグネスデジタル固有で、似たような発動条件のシンボリルドルフ固有と違って最終コーナーでも発動するのが良かったように思う。
〇結果
5ヶ月ぶりにプラチナ称号獲得。
編成は4/2/2/1(逃げ/先行/差し/追込)。
出遅れかかりなしでスキル不発もなく、全力を発揮して勝利することができた。
相手には「独占力」持ちのシンボリルドルフがいたが見た限り不発していたようだった。
たとえ発動していても3馬身差以上をつけていたので問題なく勝てていたと思う。
本当に勝ててよかった。
総括
というわけで第2回キャンサー杯のレポートをお送りしてきました。
今回はクリスマスオグリキャップが非常に強いとの前評判で、実際その通りではあったのですが、個人的にはそれ以上に逃げが強かったように感じました。
クリスマスオグリキャップは終盤捲ってくる都合上、外を回されることが多くなかなか逃げを捉えられない場面が自他問わず頻発していました。
加えて、自分で使ってなんとなくですが、ノンストップガールへの信頼が大きすぎるのではないかと思います。
思っていたよりも発動率が悪く、実際私も発動位置、条件が安定しているメジロドーベル固有に変更しました。
結果的に勝率は上昇したのでその判断は間違っていなかったようです。
今回のCMは自分で色々考えて試したことがうまくいった結果が決勝での勝利につながったと感じているので来月以降もこの調子で頑張りたいと思います。
今回はここまで。
それでは。