青の洞窟に恋して9 ローマ~象とヒヨコと星空と | sun!sun!!sun!!!

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なのに今日も夜更かししてしまっています・・・。

やってきたのはオベリスクを支えている象がいる広場。
sun!sun!!sun!!!-ひよこ2

この象は、ミネルバのヒヨコという愛称で呼ばれている。


ナヴォーナ広場にあった「四大河の噴水」の作者ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作。


なぜ象なのにヒヨコという愛称なのか?ということだけども、まず後ろにある丸窓がある建物の話から説明したい。


この建物は、Santa Maria Sopra Minerva(サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ)教会。

質素な外観だけど、ローマで唯一のゴシック建築の教会。

ゴシック建築ってパリのノートルダム大聖堂とかドイツのケルン大聖堂といった“絢爛豪華”をイメージするんだけど、この建物、全く華やかさがない(ドコにでもあるフツーの建物・・・と認識していたから写真も撮っていないよ)。


でも一歩、中に入ると
sun!sun!!sun!!!-星空2

見てください。この星空。



sun!sun!!sun!!!-星空3
天井には、宇宙を表す青色のバックに金色の星がちりばめられ諸聖人たちが描かれている。


そして、ゴシック建築の教会に欠かせないバラ窓。


内部は、しっかりゴシック建築なのです。


古代ローマ時代この教会はエジプトのイシス(アセト)神を祭った神殿だった。


イシス神はキリスト教で言うマリアみたいなもの(かな?宗教関係は詳しくないのでご容赦ください)。


女性を奉った神殿はあまり男性受けはせず、いつの間にか衰退し、そしていつの間にか近くにあった、知恵をつかさどる女神であるミネルヴァ神の神殿と勘違いされていった。


で、その神殿の上に新しい教会を建てたのでSanta Maria Sopra Minerva(サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ)教会となったわけ。(Sopraとは、~の上にという意味)


17世紀半ば、(イシス神を奉っていた神殿にあったであろう)オベリスクが地中から見つかり、法王からミネルヴァ=知恵を司る女神にまつわる彫刻の依頼がベルニーニに下った。


ローマではミネルヴァは戦いの神という認識があったこともあり、ベルニーニは強さをイメージする象を土台にする案を出したものの、ミネルヴァ教会関係者から“象の下に空間があるので、オベリスクを長期間支えきれない”という難癖をつけられた。


そこで、象の下に支えをする台を設置したものの不恰好になるので、背中の布を垂らしてたら、重たい印象を与えてしまうことになり、「仔豚」とよばれるようになる。


それがいつの間にか発音が似ている「ひよこ」に置き換えられ、現在に至る・・・というわけです。


ところで、この象、教会のために建立された割には、お顔は教会のほうを向いていないし、尻尾は・・・。


「四大河の噴水」でもいけ好かない教会設計者に対し、『「観るに耐えない教会」ということで“ナイルの頭に布をかぶせ”、「教会が倒れたら困る」といって“ラプラタの腕を教会に伸ばした”』前科(?)をもつベルニーニさん。

この教会でもやっちゃってます(因みに「四大河の噴水」よりも後の制作です)。

教会に背を向けるように象を設置し、尻尾で教会をはたかせているベルニーニさん。

こういう一面を見れるのも楽しいものです(当時の教会関係者にしたら憤怒ものでしょうね)。



で、この教会、歴史の一ページにも登場します。

かの地動説を唱えたガリレオ・ガリレイ。

1633年、地動説の解説書「天文対話」を発刊したことに対し、2回目の裁判で終身刑の判決をうけたガリレオ。

判決はこの教会の隣にある修道院で下され、その後、この教会でガリレオは地動説を放棄する旨の文章を読み上げたのだ。

今となっては、地動説は子供でも知っている常識で、ガリレオは天才と認識されているわけだけど、その後のガリレオの人生(軟禁され、死亡後もカトリック教徒としての埋葬をなかなか許されなかった)を考えると複雑な思いがします。
sun!sun!!sun!!!-星空1

この宇宙をイメージした美しい天井画をみながら、ガリレオはなにを思ったのでしょう?



また、1999年法王ヨハネ・パウロ二世によって守護聖人とされたシエナのカタリナが大きなろうそくの下に葬られている。
sun!sun!!sun!!!-祭壇
フランス王フィリップ4世の圧力により、1309年にアヴィニオンに教皇庁が移転となり、それをローマに戻そうと尽力した人。1377年グレゴリウス11世の時代に教皇庁はローマに戻るんだけど、その後、法王の後継者問題が生じ、アヴィニオンとローマに法王がいるという40年にも渡る教会大分裂へと発展する。

彼女は、33歳の若さで1380年に没するんだけど、さぞかし心残りだったことでしょう。


それ以外にも、
sun!sun!!sun!!!-ミケランジェロ

ボケているけどミケランジェロの「あがないの主イエス・キリスト」。

本物です。囲いもなく真近で見れる至福。

黒いふんどし(?)は後日つけられたもの。



と、見どころ満載なのに建物がシンプルすぎてか、観光客の人がいないのがもったいない。


場所は・・・と
sun!sun!!sun!!!-ひよこ1

表の写真を撮ってみたら向こうに見覚えのあるドーム型の建物・・・・。


ね、ちょっとアレ、


・・・まさかと思うけど・・・・


パンティオン?


じゃない???


と尋ねると、「そのとおり」との返事が。



な~ぜ~~~~???

パンティオンに行ったときに来てれば良かったじゃん!!



「予想外に時間短縮できたし、せっかくだから・・・」


ココに来ることができたのは本当に良かったと思っているし、最大限の感謝をしています。


でも、その「予想外に時間短縮できた」のは、サンちゃんがワインをあきらめ・・・痛い足を引きずりながらも休憩もせず、一生懸命歩いたからじゃん。


ちょっと休憩させてくれ~と心の中で叫んだサンでございました。

(案内をしてくれたお友達には本当に感謝しています。ありがとうございました)




それでは、次号お会いしましょう。Ciao!


(ご注意)まったくの思い込みで書いている部分もありますので、旅行の参考になさらずに~