こんばんは星空

今宵は、田中ブライアンが更新させていただきます!

伊藤SLと同じく、週末はもっぱらワイスピ鑑賞!笑
本日は、観たことがない人にも分かりやすいように、

ワイスピの魅力を組織力という観点から解説していきたいと思います。


カーアクション映画と思いきや、組織の力、もっと言えばファミリーの絆が描かれた映画です。

 


舞台はロサンゼルス。ストーリーは、ポール・ウォーカー演じるロサンゼルス市警のブライアンが連続強盗事件の潜入捜査のため、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク(以下、ドム)に接触するところから始まります。ドムは、夜な夜な繰り広げられるストリート・カーレースで一夜で一万ドルも荒稼ぎする凄腕ドライバー。ネタバレになりますが、潜入捜査官のブライアンが、逮捕すべき犯罪者集団のボスのカリスマ性に惹かれていき物語は、二転三転していきます。

 

シリーズを追うごとに話の規模がでかくなり続け、マイアミ、東京、ブラジル、キューバ、ロンドン、ロサンゼルスやニューヨークなど世界規模で広がり展開していきます。時には敵だった人物が仲間として迎え入れられていくこともあります。

 

ただ、映画の世界が広がっていっても、マフィアなどの組織的犯罪集団でなく、暴走族の連合でもなく、あくまで個人における地元の友人規模で収まっているというのがミソです。

初めは犯罪者組織であった地元のツレ集団が、今や地元のツレが電話一本で呼び出され、世界規模のピンチに立ち向かうというなんとも無謀な設定ですが、そのような等身大の部分を手放さずに、仲間を切らずに、それでいて世界に通用してしまうというところに、一種のカタルシスが存在するのだと思います。

 

この、ドム率いるツレ(凄腕ドライバー集団)こそが、通称「ファミリー」と呼ばれているのです。

 

サンプラでもお馴染みのBBQのように、まいどファミリーも一仕事終えるとドムの庭でBBQを開催します。こういう「大親友の彼女のツレでおいしいパスタ作ったお前」みたいな湘南乃風的地元のツレ感と核ミサイルや潜水艦や最新鋭の偵察衛星など世界規模の超大規模な話が、特に何の疑問もなくシームレスにつながっているのがワイスピの真の異常さであり、ファミリーという存在を際立たせる大きな要素になっています。その世界観における最も崇高な価値観というのが、仲間であり、家族の絆です。

 

ここからは、そんなファミリーの組織力を読解してみましょう。

 

 

個性の強いメンバーが揃えば、ミッション成功の対価への不満やプランの不平・不満を言い出すメンバーもいます。ちょうど真ん中にいる坊主頭マッチョな男がドムです。

 

まず、ドムはチーム全員へこのミッションの明確なビジョン(ファミリーの一員であるレティの救出)を共有し、依頼人であるFBIのホブス捜査官とも全員の前でしっかりとコミットしています。

ここに組織でいう、ビジョンの明確化があります。

組織がどこに向かうのか、何をしたいのかを全員が相違なく分かち合うことから始めます。

これが、組織のリーダーがやる一番大きな一手です。

 

そして、ミッションを成功させるための綿密なプランニングは、メンバーそれぞれが意見、案を出し合って意思決定していきます。まさに主体性に重きを置いた会議。なによりも、メンバーはそれぞれの個性を理解しており、この分野にはこの人が適任と役割分担をしていきます。きっと任せられるからこそ、そこの分野のスペシャリストになっていくのだと思います。始めは「そんなのできねーよ」と言っていたテズ(電子機器に精通していた)が練習に練習を重ね(練習するんです(笑))、金庫の電子ロックを解除してみたり、町中の防犯カメラをハッキングしてみたりと、できるようになっていくんです。

まさに、個性に合わせて役割を与え、努力できる環境を整える。

それが組織メンバーの能力を開花させていくことにつながっていきます。まさに、組織マネジメント。ドムはチーム全員を信頼し、チームはドムに全幅の信頼を置いていました。良いリーダーというのはメンバーの長所と短所を把握し、それぞれに適した役割を与えられる人物。それを体現しているのがドムというキャラクターでしょう。

 

任務遂行していくにつれ様々な課題にブチ当たりメンバーが何度も離脱しようとしますが、それらに対して、魅力ある将来像を語りメンバーの士気・モチベーションをうまく維持していきます。これは、リーダーのドムだけでなく、ブライアンもしかり。シリーズ5のテゴとリコに至っては励ましあう姿があります。誰だってモチベーションが下がる時だってある。だからこそ、仲間で、意識を高めあっていける組織体でいなければ、一人が崩れ、共倒れになります。

仲間の裏切りなどにより、絶対絶命のシーンが幾度とも出てきます。

でも、決して仲間を恨むことなく、手を取り合う姿からは、尊敬や思いやりを通して結ばれる絆がそこには生まれてきます。それが、普通のツレから血の繋がりを凌駕する絆へと変わっていくのでしょう。

 

また、国籍を超えて多様な人種が「ファミリー」として活躍するのが「ワイルド・スピード」のユニークな部分で、シリーズ全体の表現にも厚みを加えていると言っても過言ではありません。

そこには、アクションだけでない、この映画の魅力があるように思います。いろんな国で民族主義的な空気が立ち上るなか、人は分かり合えるということを体現していると思います。

会社も同様です、生まれも育ちも違い、いろんな人がいる、それが組織。そりゃあ、考え方が違っても当然。この考えは好かないや、あの考えは合わないという否定から入るのではなく、いろんな考え方を受け入れて、分かり合える組織体を目指していく、努力する。

まさに、ダイバーシティマネジメントです。

 

 

“心に従って行動する”

これは、シリーズを通じて一貫した大きなメッセージです。

全ては、潜入捜査官としてドムを捕まえる立場だったブライアンが、ドムの真のストーリーを知り、ドムを逃がす決断をすることから始まります。

人は何かによって縛りつけようとしても、結局は自分の心によって決断します。

 

論理ではなく心に従う

組織はルールではなく風土に従う

 

この心を虜にするのが「ファミリー」なんです。

そんな組織戦略を大いに学べるワイルドスピード。皆さんも是非。

 

 

「金は所詮儚い存在だ。1番大切なのは仲間の存在。 今、ここにいるファミリーに乾杯。」

 

お次は、営業統轄部のドムこと菅谷部長、宜しくお願いします。

 

 

 

 

ほな、おおきに~