前回は ボブスタイルの長さを図る方法でした。

 今回は 高さを出すための方法をご紹介いたします。

 ボブスタイルは 「美人にしか似合わない」髪型であるといわれてきました。その理由は 高さを出すことができにくい髪形だからです。

 今回は 「高さ」を出すためのテクニックをご紹介いたします。高さを出すことによって 顔が立体的に見えるようになるというメリットがあります。

このように高さを出すだけで 顔が立体的に見えるようになるのです。

立体的に見えるようになる原因というのは 横顔を見ていただくとわかりますが、横顔の中心が後ろにずれています。言い換えると後ろにずれることによって 顔面部分が前に出て見えるようになるのです。これが 脳が勝手に思い(パレイドリア現象)描く創造力の働きなのです。

 

 では高さを創るためのメカニズムをご紹介いたします。

 このように顔と髪形を別々にしてみているために お客様にとっては大きく変化して見えているのですが、スタイリストの視覚情報は 顔と髪型を一つの形だと認識するために 顔と髪型をひとつの形だと認識するために それほど変化していないという認識になるのです。

 髪型の高さを出すことによって 顔が立体的に見えるようになるから ボブスタイルは 美人しか似合わないといわれるのです。

 髪型を高くすることによって 身分の高さや権力の強さを表しているのです。西洋でも東洋でも時代劇などを見てみるとよくわかります。王女様や、姫様の髪形は 高く豪華になっています。

 

 そして 髪型の高さを出すときにも 錯誤が起きているのです。

 このように平面に視覚化した状態の時、1センチ高くするためには 約3倍の長さが必要になるのです。その理由は

パネル上の長さ これは カットするときのパネルをイメージしたものです。1センチ長くしたとしても平面が1センチ長く案っただけになります。

パナルを立体にした時の状態 そして このパネルを集めても 相似形にはなりません。

相似形にするためには3倍の長さが必要です。 このように目に見えている視覚情報を 「縦×横×奥行き」という式を使って計算すれば 相似形にすることができるのです。

 

 ところが ここでもう一つ、物理的問題が出てきます。

 それは 髪型を創る場合、 カットしてしまうとつなぐことができないということです。服飾デザインや、建築デザインは つなぎ合わせれば簡単に立体にすることができますが 髪型の場合は つなぐことができないために 高さ(大きさ)を出すためには 目に見えている視覚情報の3倍の長さを残さなければならないのです。

 実は この錯誤が原因で 美容技術の発展が阻まれてきたのです。どんなに頑張っても、オーダーメイドができなかったのは この錯誤(間違い)に葛けなかったからなのです。

 

 つまり、目に見えている長さの3倍を残さなければならないという事実に気づかなかったのです。こうしたことも「ゲシュタルト崩壊」によって気づけなかったのです。

 

 データ美容は 脳の働きを具体的に視覚化し、その変化をデータにして誰にでも理解できるようにしたのです。

 言い換えると 視覚情報を基にして立体にしてしまうと 約3分の1の大きさになってしまうのです。しかし、この働きを知らなかったために 思い通りのサイズにできなかったのです。