ゲシュタルト崩壊は 欠点を消すと同時に 長所も消してしまうことがあります。
「ゲシュタルト崩壊=見慣れる」が起きると 見た人によって 視覚情報から見えてくるイメージが違ってきます。なぜ 違って見えてくるのかというと 人それぞれの視覚情報から受けるイメージに違いがあるからです。
視覚情報に違いが出てくるのは それぞれの体験を基にして 勝手に推測するからです。これが「パレイドリア現象」といいます。
これが「感性」と呼ばれるものなのです。「パレイドリア現象=感性」なのです。
パレイドリア現象というのは それぞれの経験に基づいてそれぞれが勝手に推測してしまうので、違いがあって当然なのですが、無意識の認識を意識化して同じ感覚を共有する必要があるのです。
簡単料理をするとき、それぞれが違う計量スプーンや、計量カップで測っても同じような味を再現できません。楽譜を読むときにも 無意識に認識される音程「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」という音程を 皆同じように認識できるようにしなければ 同じ曲を再現することができません。
「パレイドリア現象」を視覚化する必要があるのです。きれいとか、カジュアル、ボーイッシュ、フォーマル、シャープ、ゴージャス、といった感覚的な言葉を視覚化したのが 「フェイスマップ」です。
「フェイスマップ」を基準にすることで 無意識に認識され、それぞれが勝手に感覚的に理解していた言葉を 共有することができるようにしたのです。
美容デザインというのは ミリ単位の違いが大きな変化を創り出します。ところが 「ゲシュタルト崩壊」によってミリ単位の変化が消され、理論的に言葉にすることができなかったために 理論的な説明ができませんでした。
これは 右と左の違いを見せている写真ですが、29秒経つと見慣れてしまい変化が感じられません。
しかし、このように「フェイスマップ」の中の三角形を利用すれば どこをどのように変えているのかを具体的に視覚化できます。こうすれば 「感覚」として認識されていたことが 具体的認識にできるようになるのです。視覚化することによって データの共有が可能になります。
「感性」を視覚化できるようにしたことによって 曖昧にしか伝えられなかった「感性」を誰でも同じように共有できるようにしたのです。
「ゲシュタルト崩壊のマイナス面をプラスにできたために 短期間で、合理的な教育ができるようにしたのです。