データ美容のデザイン要素は 「色」「形」「質感」「大きさ」の4つなのです。
ところが 毛髪美容学会で発表したとき、〇〇モードの人が「この中の「大きさ」という要素は 美容技術の中にはありません。」と言われ、ガッカリ!サイズ合わせをするのが当然だと思い込んでいた私は 「サイズ合わせ」の概念がないことにびっくりしました。洋服にしても靴にしても 自分の体に合ったサイズでなければ似合わないことははっきりとわかるはずなのに 「サイズ合わせ」が無いのは 不思議でした。
実は インターンになると同時に店長になってしまったために 私はサイズ合わせを学んでいなかったのです。 とにかく、下手なりにサイズを合わせなければと思い、取り組むことにしました。
この時、直線のボブスタイルも満足にできない私には 失敗することに抵抗がありませんでした。失敗するごとに新しい発見があり、学ぶことが出来たのです。
そして 失敗するごとに、その結果を知ることが出来ました。
目に見えてえている視覚情報に いくつかの間違いがあることに気づいたのです。
一つ目は
私たちは 無意識のうちに直線定規を頭に描いて採寸しているということです。
ところが 私達は 無意識のうちに 肉体が曲線で構成されていることに気づいていないのです。
これが球体要素による錯誤です。
二つ目は
私たちは 目に見えている視覚情報がすべてであると思い込んでいるのです。
ところが 視覚情報を取り込むときには 網膜を通して認識するために 奥行きの情報が欠落しているのです。
つまり、テレビや映画のスクリーンのように 平面に映し出されたものをすべてだと思い込んできたのです。
これが 二次元脳という脳の働きです。
3つ目は
頭部骨格が立体であるために 遠くにあるものが小さく見え、近くにあるものが大きく見えるという錯誤が起きているのです。そのために採寸結果に間違いが起きていしまうのです。
4つ目は
見えている視覚情報を基に敷いて立体化したとき、奥行きを創るための長さが足りず約3分の1の大きさになってしまうのです。(これは二つ目の二次元脳が引き起こしている具体的な錯誤です。)
5つ目は
髪型は カットしてしまった毛髪はつなげることが出来ません。服飾デザインや建築デザインは 立体にするときには目に見えている視覚情報を基にして 平面をつなぐことによって立体を創ることが出来ますが、髪の毛はつなぐことが出来ないために 約3分の1の大きさになってしまうのです。大きくしたはずなのに3分の1しか大きくならないという錯誤が起きているのです。(これは カットするときに 見えている長さを3倍残すことで解決できるのです。)
こうした視覚情報の間違いは 全く認識されてきませんでした。
なぜ?認識されなかったのでしょうか?
それは 「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きによるものでした。
ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独: Gestaltzerfall)とは、知覚における現象のひとつ。全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。 簡単に言うと、「見慣れる」ということです。そして その錯誤は29秒で起きてしまうために 気づくことが出来ないのです。見慣れてしまうために それほど変化していないという錯誤が生まれるのです。
例えば 化粧を習い始めた人が アイシャドウを書き入れながら どれぐらいが似合うだろうかと考えながら書き足したとき、知らないうちにパンダのように真っ黒になってしまっていたということです。
このようにいくつもの錯誤が起きていながら、ゲシュタルト崩壊によって「変化していない」という結論にしてきたのです。
つまり変化していないと言うことは 美容技術が原因できれいになったのではなく、元が奇麗だったのだという認識にされてきたのです。
しかし、二次元脳球体要素、ゲシュタルト崩壊と言う脳の働きを視覚化することによって いくつもの錯誤が起き、その錯誤が消し去られてしまっていたのです。
データ美容は 消し去られていた視覚情報と その視覚情報が創り出している錯誤を視覚化し、その錯誤がどのように認識を変えていたのかを具現化したのです。
サイズ合わせができない理由
球体要素によって採寸結果に間違いが起きていた。(肉体が曲線で構されているために 正確な採寸結果が出せなかった。)=錯誤
ところがゲシュタルト崩壊によって 更に間違いがないと思い込んでいた。=錯誤
これは 正確な採寸結果が無いために サイズ合わせができなかった。=錯誤
二次元脳によって3分の1の長さになってしまっていた。=錯誤
二次元脳によって3倍の長さが必要であった。=錯誤