「感性」を視覚化しました。」と言うことは どういうことでしょうか?
「感性」というのは 感覚的には変化していることが理解できるのですが、物理的変化が理解できないのです。変化していることは 理解できるのですが、その変化が どのように変化しているのかが理解できないのです。
これは 「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きの仕業なのです。
ゲシュタルト崩壊(Gestaltzerfall)は、視覚や聴覚、触覚などの知覚において、まとまりのある全体(ゲシュタルト)が失われ、個々の構成要素に分解されて認識される現象を指します。
簡単に言うと「見慣れる」という現象です。「見慣れる」ことによって 変化していないと感じるようになるのです。変化していると感じていながら、変化していないと感じるために 理論的説明ができないのです。
そして この「変化していない」と感じることによって 作者自身の脳の中から湧き出る勝手なイメージに変化させてしまうのです。これが 「感性」と呼ばれるものなのです。
この「どのように変化しているのか?」という謎を具体的に 視覚化し、物理的変化を数値にして表し、ゲシュタルトの法則をベースにして その変化が創り出しているイメージを言葉にして理論立てています。
この写真を見比べてみて下さい。一番左は 一つにまとめています。左から2番目は 一つにまとめていますが、2センチほど高さを高くしてあります。
この変化を見て あなたはどのように違いを感じますか?
この変化を理論的に解説してみましょう。
顔自体は全く変化していないのですが、髪型を少し高くしたとき、顔が小さく見え、引き締まって見えませんか?
これが 見た目の違いです。顔自体は 変えていないのに 見えてくるイメージがほんの少し違うように見えます。
どうして違って見えるのでしょうか?
その理由は 横顔の比較写真を見てください。顔の面積と髪型の面積に違いができていることがわかります。
どのように違っていますか?
それは 顔の相対バランスが違っていることに気づきます。顔の大きさは変わっていませんが、髪型が大きくなることによって 顔の面積に違いができていることに気づきます。
エビングハウス錯視 と呼ばれる錯視です。周囲を囲む円の大きさによって 中央の円の大きさが違って見えるのです。このように脳の働きの変化によって見えてくるイメージに違いができるのです。おまけに横顔の中心が奥に移動しています。逆に言うと 横から見たときの鼻の位置が前に移動して見えるようになります。
その結果 無意識のうちに顔が立体的に見えるようになっています。
髪型の大きさ(サイズ)を変えただけで 見えてくるイメージを変えることが出来るのです。
このように、デジタルカメラで写真にとることによって 脳の中で何をどのように認識しているのかがはっきりと理解できるようになり、理論的説明ができるのです。無意識にしか認識できず、変化の理由が理解できなかった「感性」をはっきりと明確にできるのです。:

