相対バランスの変化は 私にしか見えないものかもしれません。

 なぜ、私だけが見えるのかをお話ししましょう。

 

 それは 私が「双子」であるからです。生まれたときから 間違えられてきましたので、なぜ間違えるのかがわかりませんでした。自分たちは それぞれの顔に違いがあるのがはっきりとわかるのに、なぜ、その違いに気づくことが出来ないのだろうかと疑問に思っていました。

 

 しかし、小学校3~4年のころから 吉永小百合さんや、梶芽衣子さんの美しさに感動し、なぜ奇麗に感じるのか不思議に思い、似顔絵を描くようになりました。

 

 顔というのは ほんの少し違うだけで 全く違う顔として認識されるのです。

たとえば、吉永小百合さんと梶芽衣子さんは 二人とも同じゴールデンバランスです。同じゴールデンバランスですが、全く別の顔だと認識します。

 ということは 相対バランスのミリ単位の違いを 無意識のうちに脳が見極めているということになります。

 だから、ブロマイドなどの顔写真と、立ち姿の写真を比べてみるとブロマイドの方がはっきりと違いを認識できます。立ち姿は 顔以外に肩や腕手や足、といった複数の要素が同時に写り込んでくるので、微妙な違いが分かりにクックなります。

 

 このように 全体を見る視点と各部分を大きく見える視点とでは 見え方が違うのです。無意識人認識されてきたので、わたしたちは 同じものを見ていると思い込んでいるのですが、脳は 全く違う視点で見ているのです。

 つまり、ここで「錯誤」が起きているのです。

 だから お客さんの視点とスタイリストの視点とは全く違っているのです。

 

 これは 実際に 似顔絵を描いてみるとよくわかります。同じように描こうとしても 同じ見え方にはならないのです。

 それは 私とお客様は 複数の要素を別々の形として認識しますが、理論的に考える人たちは 複数の要素が集まった集合体を一つの形だと認識するのです。

 この写真を見てください。

 このように髪型と顔を別々にしたとき髪型の高さが大きく違っていることに気づきますが、顔と髪型をひとつの形だと見たとき、それほど違いが無いという「錯誤」が起きるのです。

 

こうした脳の働きによって 見えてくるものが違ってくるのです。データ化してみるとこの錯誤をはっきりと視覚化でき、変化していることがわかるようになります。

 今まで ゲシュタルト崩壊によって見えなくなっていた変化をはっきりと認識できるようになるのです。データ美容は 無意識に認識されてきた脳の働きを 目に見えるようにしているのです。

 

 美容デザインは こうした脳の働きを視覚化して具体的変化を見て理解できるようにしたのです。

 その結果 数々の錯誤が起き、それらの錯誤が創り出す変化が、ゲシュタルト崩壊によって見えなくなっているために 元が奇麗だったんだねという錯誤を創り出しているのです。

 

 皆さんには こんな話、複雑でわかりにくいと思います。しかし、自分自身で実際に体験したときに無意識の認識が少しづつわかるようになります。

 不思議なことに お客さん自身が帰宅したときに データ美容と従来の美容技術との違いを 周囲の人たちから教えられるようになります。