清水悌先生のところに講習をお願いしたのは もう3~40年前になります。
きっかけは テレビで青山で化粧品を創らせてくれるところがあるというニュースを目にしたからです。
当時の私は 化粧品会社が行うメイクアップ講習を受け、その施術方法を真似して行っていました。ところが どうがんばっても 若い人やシニア世代の人たちには 似つかわしくないような仕上がりになるのです。下地クリームを塗り、ファンデーション、を塗り、パウダーをはたき、アイラインを引き、アイシャドウで影を付け、眉毛を形どるという方法を使うと若い人やシニア世代には 厚化粧に見えてしまうのです。
だから アイラインや、アイシャドウの使い方に疑問を感じていたので 素顔に見える方法を探していたのです。
講習をお願いするためには 名古屋から通うことが出来ないので、3日間の講習をお願いしました。化粧品の作り方から歴史、なぜ口紅を塗るのかという疑問に答えていただきました。
結局「魔除け」という考えが底辺にあり、赤く口紅を塗ることによって 災いが口から入らないようにしたのだそうです。
この講習がきっかけになり、アイシャドウやアイラインの使い方が大きく変わりました。パレイドリア現象という脳の働きを使い、不必要な部分を消してゆくテクニックを開発しました。
このテクニックを使うことによって 厚化粧に見えないにもかかわらず、仕上がりが激変するというメイクアップテクニックを創り出したのです。
このテクニックの特徴は アイラインはアイシャドウに濃淡の濃い色目を使わず、淡い色目を使い、色素沈着を強調してアイシャドウに魅せたり、創ったり、消したりすることによって 欠点を消してしまうことが出来るのです。
従来は 目を大きく見せるために アイラインを引き、アイシャドウを塗って顔を立体的に見せようとしていましたが、ハイライトを使って色素沈着を暗く見せたり、眉毛を整えることによって目の形をはっきりと見せる方法を編み出したのです。この方法を使えば 湯上り美人を創ることが出来るのです。この技法を使えば 薄化粧でありながら、全く違て見えるようにできるのです。
しかし、どこをどのように変えているのかは全く分からないようになります。
これが 欠点を消すというテクニックです。
これは 似顔絵を描いてみるとよくわかりますが、その通りに似せようとして似顔絵を描きますが、見えなくてよい部分を描かなければ 欠点が見えなくなるのです。
ゲシュタルト崩壊と言う脳の働きを利用すれば 欠点を消すことが出来るのです。消す時に重要な役割を果たすのが 光(照明=コンシーラーやハイライト)です。照明をコントロールするだけで見えてくるイメージが激変するのです。(激変しているのですが、ゲシュタルト崩壊により、変化していないと感じさせてしまうのです。)
こうした技術は 「フェイスマップ」を使えば、どこをどのように修正すればよいかが簡単にわかるようになるので、コンピューターグラフィックスで再現すれば 欠点がどのように消えたかが簡単にわかるようになります。
このように「不必要な部分を消す」というテクニックを手に入れることによって 奇麗を実現できるようになります。

