データ美容で欠かせないのは デジタルカメラです。なぜデジタルカメラを使わなければならないのか?

 

 それは 脳で起きている錯誤を確認する必要があるからです。

 そしてその錯誤は 29秒経つと錯誤ではなくなり、当たり前の認識に代わってしまうのです。つまり、見慣れるという現象が起きてしまうからです。

 

 昔、美容師になったばかりの私に 「写真を撮りなさい。」とアドバイスしてくれた人がいました。カメラに興味に無かった私は しかたなく父のカメラを借りて 自分の作った髪型の写真を撮ったのです。現像に出して確認してビックリ!愕然としました。自分の予想した仕上がりとは似ても似つかぬものでした。教えられたとおりに施術したはずがなぜこのような無残な結果になったのだろうか?

 

 辞めるという決心はさらに強くなり、辞めるまでに一通りの仕上げができるようにするつもりでしたが、無残にも敗北!切りすぎてチンチクリン!誰にも見せられない仕上がりでした。

 

 教えられたことが確実にできていない自分に愛想が尽きたのです。

 

 それからの私は 美容業界で生きてゆく目標は捨てました。手順は教えられたとおりにしていましたが、デザインや採寸結果は自分で考えて施術することにしました。

 

 このことがきっかけで、必ず写真を撮り、仕上がりを確認するようになったのです。写真を通して確認しなければ 自分自身の脳に自信が持てなかったのです。

 

 長年写真を撮って見直してきたので ほかの美容師さんとは全く違う施術方法を行うようになったのです。

 

 だから はじめてデータ美容の話を聞いても 全く理解できないのは当然です。しかし、自分自身の作品を写真に撮って確認してください。大きな発見があるはずです。

 

 このことに気づけば ゲシュタルト心理学に興味がわいてくると思います。特に 建築デザインや服飾デザインと全く違う「前提」があります。

 それは 美容デザインの場合、立体にするとき、つなげることができないのです。建築デザインや服飾デザインは 簡単につなげることができるので 目に見えている視覚情報が有効なのですが、髪型は カットしてしまったら、つなぐことができないのです。

 

 この切りすぎの結果を写真を通して確認するべきです。確実に自信がなくなります。

 

 データ美容においてデジタルカメラで写真を撮らなければならないのは 自分自身の脳と向き合う必要があるからなのです!