目に見えている視覚情報を基にしてカットをすると 切りすぎになってしまいます。なぜでしょうか?

 

 服飾デザインと比較してみましょう。

 

シャツを平面上に伸ばした写真 これは 床に置き平面化したシャツです。

 

マネキンにシャツを着せた写真 その服を人形に着せ、立体化したものです。驚くほど違って見えますね。実際の型紙と仕上がり予想図は 驚くほど違うのです。しかし、縫い合わせて着たときはじめて納得します。それぐらい二次元と三次元では違うのです。

ボブスタイルをカットする時

 右側の緑の矢印が 二次元(平面視点)の視覚情報です。左側の青い矢印は 視覚情報を基にして立体変換(三次元)の視覚情報です。目に見えている視覚情報と 実際に立体にするため物理的情報には大きな開きがあることがわかります。

 そして 緑の矢印でカットしてしまうと 切りすぎになり、修正できませんが、左側の立体変換を基にしてカットすると 不必要な部分を省くことによって、修正することができます、

 データ美容の重要なところは 間違いを修正する体験をできることです。体験するためにはデジタルカメラとパソコンを使ってチェックします。これによって 「ゲシュタルト崩壊」=「見慣れる」という脳の働きを体験できるのです。