「ゲシュタルトの法則」の2番目は 「類同の法則」です。

 

簡単に言うと 似ているものは同じように見えるということです。

 

 言い換えると 美人になりたいと思うなら、美人に似たバランスにすればよいのです。つまり、頭部骨格のゴールデンバランスと同じような相対バランスに修正すれば「奇麗」に見えるようになるのです。

 

 つまり、サイズを合わせれば同じように見えるようになるのです。洋服はサイズが合わなければどんなに気に入っていても買いません。サイズが合わなければ欠点が露わになってしまうからです。学校の制服を見てみると 体形が違っていても 皆同じように見えますよね。サイズを合わせれば誰でも奇麗になれるのです。

 

 実は 私は 双子なのです。似ているためによく間違われました。

 

 ところが 自分たちは 全く違うと思っているのです。ミリ単位の違いをはっきりと認識できるために 似ているとは思っていないのです。

 

 この食い違いがどうして起こるのでしょうか?

 

 それは 複数の錯誤が重なり合って起きており、その錯誤が 「ゲシュタルト崩壊(見慣れる)」によって 違いが分からなく案ってしまうからなのです。

 

 つまり、「近似の法則」「類同の法則」「閉合の法則」などが同時に起き、脳が勝手に似ている(同じ)と判断しているのです。

 

 美容デザインは こうしたミリ単位の違いを数値にして視覚化することによって 錯誤が起きていることを視覚化しています。

 この写真は CGでメイクアップデザインを行っています。右と左は明らかに違っているのですが、29秒経つと、それほど違いが無いと感じるようになります。

 

 「ゲシュタルト崩壊」によって変化が認識できなくなり、「化かす」ことができるのです。