データ美容の「売り文句」の一つは ヘアスタイルの「モチの良さ」です。 

 そんなことできるのだろうかと思われるかもしれませんが、分析してみれば簡単に理解できるようになります。

この図をご覧ください。頭皮から毛髪パネルを引き出した状態です。そして 1か月(約1センチ)経過したときの伸び具合を示しています。

 

 一番上の髪の毛は きりあがりの長さの約10分の1の伸び具合になります。

 そして 中間部分の一番出っ張ったところは 切りあがりの長さの約3分の1の伸び具合になっています。

 一番襟足部分の長さは 約5分の1の長さが伸びています。

 

 つまり、1か月後には 襟足が重くなり、ラインが崩れてくるのです。

 

 言い換えると カットパネルの切り口のデザインによって 伸び具合に違いができるようになり、相対バランスに変化が起きるのです。 こうして仕上がりラインが崩れてゆくのです。

 

 反対に切り口デザインを突き詰めてゆけば 2倍から3倍の長持ちするデザインができるのです。

 

 こうした結果は 長期固定客による報告によって知ることができるのです。

 

 つまり、一番初めは値段設定が高いと感じても ラインの崩れが無く、持ちが良いことがわかればコストパフォーマンスの良さを実感できるようになり、長期固定客につながるのです。