パレドリメイクの考え方はメイクアップを面でとらえています。

 このような像を見たことがあるでしょう。立体をデフォルメしたものです。

 従来のメイクアップは アイラインやまつ毛、眉毛など線的な分析で行われていました。

 

パレイドリア現象というのは 心理現象の一種。視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象を指すのです。

 

脳が勝手にに想像してしまうという認知システムを利用しています。立体を面で構成されていると考えてそれぞれの面を変形させています。

 フェイスマップにある三角形は カニッツア錯視です。脳は 勝手に三角形を認識したとき、奇麗だと判断するのです。

 

 実は 目じりや、小鼻の回り、口角の色素沈着を消すのは 外側のカニッツア錯視の三角形が一つの面のように感じるようにしているのです。

 

 その結果 女優さんたちがよく使うレフ版を当てたときと同じ効果が出てくるのです。

 

 だから 何となくきりっとして引き締まって見え雌よね!

この人たちの顔が激変して見えるのは こうしたトリックが使ってあるからなのです。濃いアイシャドウや太いアイラインを使わなくてもきりっとした顔立ちを演出できるのです。

 

 面のバランスを変化させているパレドリメイクは 遠くから見ても違いがはっきりと感じられるのです。

 

 私は 中高年のメイクアップは 常にこの手を使っています。中高年に太い線や濃い色を使うとどうしても下品に見えるような気がしてしまうのです。

 

 レフ版メイクも原理が解れば 簡単なトリックだということが解ると思います。