今思えば いろいろな経験が「幸運」であったと理解できるのですが、当時の私は 破れかぶれの「3年経ったら辞める」ことが目標だったので目の前に現れた厄介な「壁」でしかありませんでした。

 

 毎日が その「壁」にぶち当たる敗北体験の毎日でした。

 

 ところが その「敗北体験」をするたびに自分自身の「本音」と向き合うことができたのです。

 こんなしんどいことは早く辞めよう!もっと楽して仕事を覚えよう!という心の不満が 自分自身の成長を助けたのです。失敗することによって どこをどのように直せばいいのかという「答」をどんどん学ぶことができたのです。

 

 おまけに敗北体験を通して 自分自身の目標がはっきりと見えてきたのです。

 

 誰でも「楽して儲けたい。」と思っているのだから ほかの人に助けてもらうのが早道だと考えました。高飛車に出たら、誰も聞いてはくれま物事を頼もうと思ったら、低姿勢でお願いしなければ動いてはくれません。

 

 この時から「ごめんなさい。」と「ありがとう。」という言葉をフル活用できるようになったのです。

 

 長男、長女、一人っ子という環境の人たちは 困った時にも誰かが助けてくれたために この二つの言葉を使わなくても困ることが無かったかもしれません。しかし、人を動かすことができるようになるためには この二つの言葉「ごめんなさい。」と「ありがとう。」が重要なのです。

 

 つまり、この二つの言葉は リーダーになるための必要事項なのです。

 

 今、パワハラだとかセクハラだとか言って「失敗」するチャンスを逃している人たちがいっぱいいます。「失敗」から学ぶチャンスを逃しているために 人間として全く成長できなくなっているのです。

 

 この人たちは 将来リーダーになることはできません。なぜなら 立場が上になればなるほど 部下に困難な責任を要求しなければならないのです。敗北体験のない人は その困難を乗り越える知恵を身に着けていないために 苦しみしか知らないないのです。  指導者になるためには 苦しみを乗り越えたときの達成感、喜びを伝えることができないのです。

 

 目の前にある「壁」なんてものは 乗り越えてしまえばどうってことないものになるのです。これが「成長」するってことなのです。

 

 仕事を選んでいる限り、「なんでこんな難しい仕事ばかり