データ美容の分析結果をご紹介いたします。今回は 球体要素と二次元脳、そして「ゲシュタルト崩壊委」が創り出す錯誤をご諸紹介致します。

 左の写真をご覧ください。中心にブルーの矢印と黄緑の矢印があります。黄緑の矢印は 平面上に見えている直線の長さです。そして 青い矢印は 卵型である頭部骨格に添わせたときの長さになります。これは 直径×3,14÷2という公式を用いて 計算しています。

 この時、球体要素による錯誤と二次元視点による錯誤が同時に起きており、「ゲシュタルト崩壊」によってその錯誤が認識できない状態に陥ってしまうのです。

 つまり、複数の錯誤が重なり合って起き、「ゲシュタルト崩壊」という錯誤が追い打ちをかけるために 採寸結果に間違いが起きているのです。

 しかし、目に見えていることを基準にして理論が組み立てられているために それらの「錯誤」が認識できなくなっているのです。

 これは 同じ方法で、同じ仕上がりになるようにカットしたのですが、骨格サイズが違うために仕上がりに違いが(切りすぎ)できているのです。

服飾デザインの場合は

マネキンにシャツを着せた写真 この仕上がり(立体)にするためには

シャツを平面上に伸ばした写真 平面にしたとき、これだけの大きさになるのです。服飾デザインの場合は 巻き尺を使って肉体を採寸するため、こうした間違いを避けることができますが、頭部骨格は 巻き尺を使って採寸するわけにいかないために データ化して、平面上の採寸結果を立体化して計算するのです。

 

 そして 仕上がりを決めて、「サイズ合わせ」を行うことによって 球体要素や、二次元視点の錯誤による「相対バランス」の見直しを行います。

 

 これらの「錯誤」を解決するだけで 驚くほど「奇麗」にすることができることが実感できます。ただし、デジカメ写真を通して見直す必要があります。デジカメ写真を通して「ゲシュタルト崩壊」による錯誤を視覚化し、仕上がり結果の違いを見直すことによっていろいろな錯誤が起きていることを「目で見て」わかるようにしています。絶え間なく起きている「ゲシュタルト崩壊(見慣れる)」を避けるために 必ず必要なのです。

 

 前回のメイクアップの調節方法も、デジカメ写真を通して見直さなければ 29秒後には それほど違いが無いという認識になってしまうのです。