マイクアップにおいて 顔立ちを整えるというのはどういうことなのでしょうか?

それは カニッツア錯視という錯覚を使います。カニッツア錯視というのは 三点を結んだ相対バランスを調節が創り出す空間イメージです。この空間イメージをコントロールすることによって 「顔立ちを整える」ことができます。

 

この写真を比較してみてください。上の二つの写真を比べてみると右側の三角形は均等な三角形になっていますが、左側は少しづつずれています。このずれを修正することで顔の欠点が修正されます。

これは 似顔絵を描いてみるとわかると思いますが、私たちの脳は ほんのちょっとした違いでも 美醜を見極めてしまう精密さがあるのです。

 同じように描いてみよとしても なかなかうまくゆきません。

 データ美容では 顔立ちを整えるために「フェイスマップ」を使います。

 これを使えば簡単にそれぞれの顔たちの修正方法がはっきりわかるようになります。

 

 しかし、皆さんの知識では そんなに変化するはずがないと思っていると思います。1ミリや2ミリ変えたからと言って そんなに変わるはずがないと思っていませんか?

 実はそこにも「錯誤」が起きているのです。

この図を見てください。相対バランスが創り出す錯誤を見てください。1ミリ右側に移動すると左は1ミリは学なり、右は1ミリ短くなります。相対バランスは2ミリ変化しているのです。

おまけに 顔は 左右対称になっていますから 物理的にはその倍の変化が起きているのです。つまり、4ミリ変化しているのです。そして その4ミリの違いは 体積にしたとき、さらに3倍の変化が起きるのです。

 これが 相対バランスが創り出す「錯誤」なのです。

 データ美容は こうした多種多様の錯誤を解明し、視覚化した美容技術です。

 しかし、こうした相対バランスの変化を認識できなくしてしまうのが「ゲシュタルト崩壊」です。「ゲシュタルト崩壊」というのは じっと見つめると見慣れてしまい、変化が解らなくなってしまうのです。

 その結果 美容技術の効果ではなく、元から奇麗だったのだと判断してしまうのです。つまり 脳の中で「錯誤」が起きてしまうのです。

 

 しかし、デジタルカメラの出現によって 客観的に見直すことができるようになり、分かりにくかった「ゲシュタルト崩壊」を確認することができるのです。

 上記のビフォーアフターの写真は 2,3分間目を離してから見直すと 同じ写真を見ていながら 大きく変化していることが再確認できるのです。欠点だらけの相対バランスを ゴールデンバランスに修正したことによって 誰にでもきれいに見えるようになっていることが解ります。

 美容技術の理論化が遅れたのは 「ゲシュタルト崩壊」によって 脳の中が混乱させられてきたからなのです。

 

 データ美容は 従来の美容理論には無い知識と体験を必要とするために 見て聞いただけ(二次元視点)で理解することは困難なのです。(「残り97%の脳の使い方」参照)

 私の顧客が長期固定客だったり、遠距離からのお客様たちが多いのは 体験に基づく結果なのです。