敗北体験をすることによって 「建前」の裏にある人間の「本音」を実感することができることを学んだのです。
そこに隠れていたのは 「負けたくない」という闘志でした。自分の中に眠っていた闘志が目覚めたのです。
私にとっては 驚きの結果でした。
みじめな弱虫だと自認していたのですが、勝つための道を探し始めたのです。親に言われたことをしていては 自分の望みをかなえることができないのです。嫌われようが否定されようが、自分の道を進むしかないことに気づいたのです。負け続けて来た自分の中から 勝ち抜くためのアイデアがどんどんあふれてきたのです。 ほかの人と同じことをしていても楽しくないことに気づいたのです。敗北体験が気づかせてくれた大きな進歩でした。
「辞める」という自分だけの目標が 自分自身の人生を「生き抜くための方法」を教えてくれたのです。
この時、嫌われる必要性を感じたし、すべての人に好かれようとしても無駄だということが分かったのです。すべては 「お互い様」、自分の道を開くためには ほかの人の道を妨げないようにしなければならないことを実感したのです。
この時、はっきりと親に感謝しました。それは 「礼儀」正しい生き方を教えてくれたことです。
コミュニケーションを円滑にしてくれるのは 「礼儀」なのです。礼儀正しくすることで コミュニケーションが円滑になるのです。
そして 礼儀作法の基本は 立場の違いを認識することなのです。つまり、役割分担を知らなければ「礼儀」が成り立たないのです。
今の若い人たちは 「平等」であることを「皆同じ」だと解釈しているために 役割分担の知識がないように思います。だから自分自身の立場を作ることができないし、お互いを尊重することもできないのです。
つまり、職場の中の「居場所」を見つけることができないような気がします。「引きこもり」の一因になっているように思います。