3年後の辞める時までにやらなければならないことが山積であることがわかりきっていた私は 普通では考えられないような行動に出た。
入店して半年ぐらいたった頃、名古屋にある4店舗が集まって カットコンテストを開催することになった。私たちの店もその中に入っていたのです。
入店して半年しかたっていなかったが、出場したいとお願いしたところ、OK が出たのです。辞めることしか頭になかったために カットコンテストに出たいということを言えば、上級のカットスタイルを勉強できると考えたのです。早めに練習しておけば 3年後には すべての試験に合格できると計算したのです。
そして そのたくらみは成功し、8月の終わりのコンテストに出たのです。
しかし、その時、意に反する事態が起きたのです。
主催者側の私たちは コンテストの結果の集計係になっていました。二組に分かれ、予選が行われ、その集計を行っていた時、集計係をまとめていた人が 予選一組目のトップの人のゼッケン番号を聞いたのです。
そのゼッケン番号は なんと私の番号だったのです。
そんな馬鹿なことが起きるはずがないのです。自分自身が 一番びっくりしました。
何故、こんな間違いが起きたのだろうか?入店もして1年もたたない新人が、トップになるなんて!
このことがきっかけになり、美容技術の真実を知りたくなったのです。なぜ、この間違いが起きたのかを考えるきっかけでした。
3年したら辞めるのだという開き直りと、絶対に3年間はやめられないという環境が創り出した不思議な出来事でした。
その後も 辞める決心に基づく行動は 自分の考えとは裏腹な出来事を創り出していったのです。
今考えると、幸運だったと考えられますが、その当時は 意味が解らず、生意気な新人だと思われるのが嫌なだけ