今年行われる顔学会での発表は 取りやめました。

 

去年の香川大学の発表を最後に、辞めようと決めていたのもありますが、去年の発表後の学会の反応を見て 断念することにしました。

 

というのは 理論に基づいた研究発表をしても それは 元がきれいだったんだという結論になってしまうのです。

 

つまり、美容デザインによる「錯覚」の存在を認めていただけないのです。

 

簡単に言うと 美容技術の目的である「化かす、騙す、誤魔化す、隠す」という行為を達成したとしても 「錯覚」の存在を認識できないために 元がきれいだったのだと結論付けてしまうのです。

 

これは 簡単に言うと 「絵にかいた餅」について討議しているのと同じなのです。

 

「絵にかいた餅」は どんな味がしますか?そして 食感はどんな具合ですか?匂いはどんな匂いがしますか?

 

「絵にかいた餅」からは 「感性」は 湧き出てこないのです。実際に持ちを食べてみれば どんな味なのか、食感がどんなか?どんな匂いがしたのかは 誰にでもわかるはずです。 

 

これが「二次元脳」がもたらしている弊害「錯覚」なのです。

 

お客様たちには はっきりとその効果を実感することができているのですが、美容師さんたちには全く理解できないのは 「二次元脳」が作り出す「錯覚」が認識できないからなのです。

 

「美容デザイン」は 多種多様の錯覚を駆使して 欠点を消し去り、相対バランスを変えて騙し、明暗【色の濃度】を変えて隠し、化かすのです。

 

「手品」と同じなのです。「美容デザイン」は すべて「種」があり、「仕掛け」があるのです。

 

そして 右脳の働き=種、仕掛けを理解すれば、簡単にデザイン効果【錯覚】を認識することはできるのです。

 

だから これからは お客様対象にしてプレゼンしてゆきます!