バッテリーはスイス・アーミーナイフか | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

元太陽光発電技術者の道楽ブログ

30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

太陽光のような不安定電源の普及には、安定化のためバッテリーが必要であることは昔からよく言われています。特に昨今は予想以上に太陽光が普及した上に、2019年問題もあり、バッテリーの普及にも期待が集まっています。これは日本だけの話でないようで、米国でも太陽光と蓄電池に注目したイベントがあったようです(米で「太陽光+蓄電池」サミット、見えてきた「使いこなし」への課題)。

 

 

この記事で印象深いのは、タイトルにもありますように、バッテリーをうまく「使いこなす」ことが課題とされている点です。

 

バッテリーは蓄電されていれば、いつでも電気を取り出すことができ、大電流でも小電流でも調整自由です。このため単に蓄電するだけでなく、ピークカットや計画発電、系統の安定化などいろいろ利用することができます。このように多様性があることを記事では「スイス・アーミーナイフのようだ」と表現していました。

 

ま、それは良いのですが・・・、多様であればそれだけ付加価値が高まる筈なのに・・・、それでも「使いこなし」が課題と指摘されるのは、やはりバッテリーが「高価」なことがネックになっているからなのでしょうね。スイス・アーミーナイフも結構高い・・・。

 

太陽光は急激に価格が下がりましたが、バッテリーはなかなか下がりません。アメリカではテスラ社が低価格のバッテリーを発表し価格破壊をするかと思われましたが、その後、あまり話を聞きません。どうなっているのでしょう。

 

量産だけだと価格低下は難しいかなぁ。そうすると技術革新が必要? まだまだ時間がかかるのかなぁ。2019年は来年だけれど・・・。

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。

ブログを面白いと思われましたら是非ボタンを押してください。


にほんブログ村