産総研の成果報告で見落としていた報告 | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

産総研の今年の成果報告の印象については、前にこのブログで書きましたが、そこで見逃していた件でニュースになっているものがありました。光合成の話です(産総研・太陽光発電成果報告会2017レポート(下)「国産PV技術」さらなる発信に向けて)。

 

 

 

太陽光発電とは少し異なりますが、ペロブスカイト太陽電池の技術を応用したもののようです。私の専門からは少しずれるので、研究価値が判らず見逃していました。記事に書いてありますようにペロブスカイト太陽電池は日本発祥の技術であり、この技術が活用されることは歓迎すべきことです。ただ、太陽電池としてはまだ安定では無く、実用化はまだまだ遠いなと思っていました。

 

しかし、光触媒的に使おうという試みですね、内容は良く判りませんが(笑)・・・。水中で反応させることで次亜塩素酸が光合成されるそうです。今回の報告では高い効率で次亜塩素酸が合成された点が価値ある成果と見られているようです。

 

次亜塩素酸って殺菌や消毒によく使われる薬品ですね。付加価値あるのかな? 私には良く判りませんが、途上国でも実用化できる技術として提案しています。「途上国でも・・・」というのもちょっと飛躍した論理のような気がしますが・・・。

 

ただ、太陽電池の技術が光合成に応用できるというのは面白いですね。うまく行けばよいのですが。

 

 

 

 

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