メガソーラー内で信号送受に電力線を使う試み | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

住友電気工業がメガソーラーの管理に、ストリング監視情報を電力線を使って集める方法を試行しているようです(直流・高圧の電力線でデータを送る、太陽光ストリング監視の現状)。既に全国50か所での実績があり、更に引き合いがあるそうです。住友電工によるとメガソーラーで電力線を使って信号を送受しているところは他に例が無いだろうということです。

 

メガソーラーの管理には、広範な敷地内に散在するデータを集めなければなりませんので電力線を使うというのは有効かもしれません。ストリング単位の情報まで集めるとかなりの量になりますので、配線工事だけでもモニタシステムの中の大きなコストになります。記事によりますと、モニタシステムの何割かのコストダウンになったということです。また、メガソーラーならパワコンのところで信号を切れるので、外にノイズが出る心配もないでしょう。

 

ただ、メガソーラーの細かい管理にはマキシマイザーのような装置もあります。マキシマイザーはパネル単位での管理が可能なだけでなく、影などによるロスの低減にも効果がありますので、競争相手としては強敵です。価格を大幅に下げないと対抗するのは難しいかもしれません。

 

どちらが勝つでしょうね。

 

 

 

 

 

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