渦電流で太陽電池のクラック検査 | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

渦電流でマイクロクラックの検出をするという検査機器(ソクラテスター)を電子工学センターという会社が開発したそうです(渦電流磁気誘導」で太陽電池セルの割れを検知)。なるほど、この方式なら検出できそうですね。レンタルするそうで、一ヵ月借りて4万円ということです。

 

写真を見ていると検出器はセル一つぐらいの大きさなので、これをマイクロクラックがあると思われる箇所にあてて調べていくのだろうと思います。しかし、このやり方で発電所全部を調べるのはちょっと大変なので、ソコデスのような機器で異常パネルを特定することが必要になって来ると思います。が、異常パネルが特定されてしまえば、異常がマイクロクラックによるものかどうかを調べなくても間に合いそうです。

 

マイクロクラックはよく話題になりますが、まだどれぐらい発生してどれぐらい悪影響があるのかが良く判っていません。この辺りが判ってくると、この機器の使い道がもう少しはっきりするのでしょうが、今はまだ中途半端な気がしますね。しかし、せっかく開発しているのにもったいないなぁ。私のようなマニアックな人間は月4万円は安いと思うので、もう少し面白い使い方があれば使ってみるのだけれど・・・。

 

 

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