パナソニックが太陽光パネル一体化用の屋根HITルーフを発表 | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

パナソニックは同社の太陽電池パネルHIT用の屋根を開発し、試験的に限定販売・評価していたようです。今回、その結果を反映して製品を改良し、正式に「HITルーフ」として全国販売するらしいです(架台一体型屋根システム「HITルーフ」を全国販売)。

 

特徴的なのは屋根に穴をあけなくても太陽電池を固定できるところでしょうか。その他、外観や強度にも考慮が加えられているようです。発表では触れられていませんが、配線なども楽になるのかもしれません。

 

こういう製品を用意しておけば、住宅メーカーが太陽電池導入を進めるのを促進できるかもしれません。問題はコストでしょうけれど、今度のPV EXPOの時にでも判るでしょう。

 

ところで、パナソニックはこれ以外に住宅屋根用太陽電池として米国のテスラ社と「ソーラールーフ」を開発していたと思います(パナソニックとテスラ)。あちらは瓦型の太陽電池なので、今回の屋根設置用のものとは全く形は異なりますが、競合することにはなりそうです。今後どのような棲み分けになるでしょうかね。

 

私が思うに、テスラと開発している「ソーラールーフ」はカッコ良いですが、ちょっと特殊で一部のマニアックなお客さん用になり、今回の「HITルーフ」の方が一般的に普及する商品、となるような気がします。

 

まぁそれに、テスラとの「ソーラールーフ」は今後どうなるかリスクもありそうなので、「HITルーフ」のような商品を開発しておくことも重要でしょう。パナソニック、なかなかシュアーに進めているなと言う気がします。

 

 

 

 

 

 

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