【マンガ 旧約聖書】 里中満智子 | しるくらし。

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学校へ行かない選択。
子どもとの関わりなど。

発達や生きづらさの話しなど。

名古屋市内にて不登校の親の会を開いています。

対話、安心できる温かい場にしていきたいです。



**印象に残った言葉**


いまだに言語も心も一つにならないまま営みをつづけている

 

現在の高層建築が「富と繫栄のあかし」としてよく「バベルの塔」と表現されたり

むなしい権力や富を積み重ねることも「バベルの塔」と言われたりします


 

ソドムとゴモラこの二つ町はセットで語られることが多いのですがエピソードとしてはソドムの町の出来事だけが有名です

異常な性交渉を意味するソドミーの語源になりました

 



年を取り世の中や人生がわかってくると過去の行いを客観的に振り返ることができる

若いころには目の前のことしか考えなかった。

つまり自分のことしか考えてなかったということだ。

目の前のことで焦り怒り悩みそのことで振り回されて…そのことだけが人生のすべてだと思い込んだ。

今の私なら父をだましたり兄を裏切ったりしない。

そんなことをして得られるものより失うもののほうが大きいのだとわかっているから。

人生はやり直せないのだ

 



ところが「7」と同じくこの「12」もいたるところでキーワードになっています。

一年は12か月時計は12時間刻み1ダースは12個これらはすべて人間が考え出した単位であって自然の法則ではありません。


「一年を13か月に設定しても時計を10刻みでもよかったんだけど…」

「一年をいくつかのかたまりに分けよう。やはり12がいい何かとなじみがあるありがたい数字だ」「神話や伝説でなじみがあるから12が定着したのか…」

「もともと12という数に何らかのパワーを感じていたから12を一単位にしたのか…それとも数学上の法則によるのか。


定かではありませんが…




後の時代のイエス・キリストの弟子も

 「何が書きたかったといえば『何のために生きるのかを知りたがるのが人間であり、人類の歴史とはその答えを探る道のりである』

ということだ。

人は答えを探りながら生き、死んでいく。

何千年も前から今に至るまで、いつか答えが出る日を求めてこれからも生きていくはずだ。

この哲学のようなものの芽生えは、

何千年も前にあったのだ」私は里中さんが、この『アトンの娘』という作品によって、

人類の永遠のテーマを深く考えておられることを知って感動したのである。


 

旧約聖書の全体像をイメージとして鮮やかに把握することができる。



**以上**