親の有難み | Mrs.Waywardのひとりごと

Mrs.Waywardのひとりごと

アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

はい、もうとっくに通常運転に戻っています。

 

子供達の学校が始まるのに合わせ、やらなきゃいけないことが一杯!

 

学校開始の前にヘアカット。

linecamera-shareimage.jpg

次女と長男が並んで。

ちょうどクーポンが届いていて、安くて済んだ音譜

 

学校が始まって直ぐ、毎年恒例の「クラススケジュール変更」があって

それでてんてこ舞い。毎年毎年、選択クラスで希望したのを取ることが不可能でイラつく。

 

さて。長女の場合は、バイトがほぼ毎日入っている。まだ運転免許が取れてないので専業主婦の私は当然仕事の送迎もしている。

 

昨日は、息子の学校の迎えと長女の仕事の迎えの間が10分ほどしかなく、普通ならなんとか間に合う距離なのだけど、学校の駐車場から出るのに最初の日は25分も掛かったため、長女には、多分遅れるよ、と事前に伝えておいた。

 

しかし、出やすいスポットを苦労して探し、なんと、5分で学校の駐車場を後に出来た!もう本当に自分凄いっ、と息子とハイファイブして娘の職場へ向かう。娘が職場の外で待った時間は実質7分ほどだったと思う。

 

ところが、だ。娘はプンプン怒って車に乗り込んできた。

「C(BF)に3時までに行くって言ってあるのに、もう絶対間に合わない!」とブーブー文句を言っている。待たせないようにこんなに頑張って

急いで来たのに。凄いムカつく。

 

家に戻り、彼氏の家に向かう支度が出来ると、娘は何事もなかったように、”We can go now”と言ってくる。つまり、私を彼氏のとこへ連れて行け、ということだ。

 

あのさ、その前に何か言うことないの?と言うと、目をぐるりんと回して眉毛をしかめながら、”I'm sorry”だって。

 

あんた、それ全然ソーリーっていう態度じゃないよね?

 

そんな感じで、車で連れていく最中に大喧嘩よ。もう本当に嫌になる。

 

仕事もデートも何もかも親掛かりなわけよ。BFもまだ免許取れてないし。年齢だけ見れば、法的に「大人」なわけなんだけど、実際には仕事に行くことすら親の助け無しには無理、仕事の制服や靴を洗うのも、冷たい水のボトルを毎朝用意するのも私だ。

 

でも、「ありがとう」なんて言われたことないもん。すべてやってもらって当たり前。でも、都合がいい時だけ、「私もう大人だから、自分の好きなようにやるわ」とのたまう。

 

大人=経済面、生活面すべて自立できてること、自分の言動に責任を持てること、だと私は思うんだけど。娘の頭では、大人=親の言うことを聞かなくていい、自分で好き勝手にしていい、となっているようだ。

 

我が家では、娘が社会人でも家賃だとか食費だとか、そういう名目ではお金を徴収してないし、仕事だろうがデートだろうが朝早くても夜遅くても送迎もするし、家での生活に必要な物はほぼ買ってあげている。自分のお金で買わせるのは、化粧品だの、洋服だの、趣味だのそういうものだけ。

 

だから、安い給料でも娘の銀行の残高はみるみるうちに増えていくアップ

 

娘の高校の時の同級生で、仕事をしてるんだから、家賃の一部を負担しろ、仕事の送迎(その子も免許がない)に掛かる車のガソリン代を負担しろ、と親から徴収されている子がいる。つい最近、支払いをしばらく滞らせたために、とうとう家から追い出された(GFの家に転がり込んだらしい)。

 

これが現実だ。こういう子達は、お金を好き勝手に使うことも貯めることもままならないだろうと思う。それと比べてウチの娘の恵まれていることといったら!

 

私は完璧な親からは程遠いけど、できる限りのことはしてきたつもり。みんなの親はこんなことしてくれてるのに、こんなもの買ってくれてるのに、自分は…という思いをさせたことは殆ど無かったはずだ。自分がそういう思いばかりの子供時代でいつもみじめだったから。

 

私がこうして専業主婦として在宅していることだって(もちろん私自身にとっても幸運なことだけど)子供たちにとってもすごく幸運なことじゃないだろうか。

 

お母さんがいつも家にいるという絶対的な安心感に加えて、学校や仕事の送迎、ご飯作り、掃除・洗濯、宿題の手伝い、あれやこれや。私が仕事を持ったお母さんだったらどうしてるんだろうと思う。横の物を「ゼッタイに」縦にもしない子達だもの。私の子供時代は、幼稚園児くらいでも「鍵っ子」がいたもんだった。そんな小さい子でも結構しっかりしてたよ。

 

親がいてくれる有難み、今は全然分かってもらえない。これが分かるようになるには、やっぱり自分が親になるしかないんだよね…。先の長いハナシだわぁえーん  

いつかは「あの時はありがとう」って言ってもらえるのかしら。

 

そして私は今日もまた、長女の仕事の迎え次女の学校の迎え、そして長女のデートで送り、というのが超絶重なっているスケジュールをこなすのであった…(だから朝の今の内、コーヒーがぶがぶ飲んでブログ書いております汗