今私の耳には石をチェーンソーで切る音に加え、笑っちゃうくらい陽気なメキシコの音楽が結構な大音量で聞こえてる…
裏庭でファイアーピットとオーニング(裏庭ポーチの屋根部分)の柱の下の方に石を張り付ける工事中のため。おっちゃん達の声もデカいな~![]()
これはお借りした画像。こういう感じ。
さて本題。
今、アメリカはBLM運動真っ盛り。それに関連してなのかどうか、
アメリカでは商品のロゴやキャラクターが次々に廃止や変更になってる。
まずこちら。でもこれはね、BLM運動の前からでしたが。
我が家でも何度か使ってきたバターのスプレッド。この商品のパッケージには長年にわたってこのインディアンのお姉さんが居た。
(アメリカではこの「インディアン」という名称さえ使うべきでないのですが今日は言っちゃいます)
ところが…
ほら、見て。今現在ストアに並んでるパッケージからはお姉さんが消えてる![]()
「差別的」だという理由からなんだそう。・・・そうなの?
私、このパッケージを長年見て来たけど、差別的だったの?実際にネイティブアメリカン(インディアン)の人達が抗議してたの?なんか、信じられない…。ここまでやるんかい。
私は個人的にこのインディアンのお姉さんの微笑みが好きでしたけど…。お姉さんが消えたあとのパッケージはなんだか寒々しい。そこに居るべき人が消えてしまって寂しい感じさえ漂う。上のお姉さん付きパッケージ、空っぽなんだけど記念に取っておくことにした(へ?)
箱入りのは在庫が多かったのか、お姉さん健在。
でも今後は消えゆく定め。
それからこちらもロゴが変わるそうな。
これも同じ理由。エスキモーに対して差別的と…
そ、そうなの?
そしてこちらの四品も・・・。
ジャマイマおばさんとアンクルベンはわかるのだけど、ミセス・バターワース(うちでも愛用)、これって黒人の人型だったの???
私にもこれらの商品はず~っとお店でお馴染みで、無くなってしまうのはなんだか残念。でも、黒人系のロゴに関しては、差別されてる、奴隷時代を彷彿とさせる、嫌だ、と感じる人がいるなら仕方ないのかな。
じゃあこれも無くなるのかしら?
Geishaブランドの缶詰!私、日本人ですが、全然差別とか思わないので、廃止とか変更しなくてよろしいですけどね?
吉田ソースも無くなる?
名称だけならいいの?吉田さんの顔が付いたらアウト?
こうなってくると、もう止まらない。何が差別のレッテルを貼られるかわからない。世論やトレンドに逆らえないから企業はこうやって変わって(変えて)いくしかないんだろうね、本心はどうであれ。
私は差別はいけないことだと思う。だけど、今のこの風潮、人種関係のことになると、本当に敏感過ぎるくらいにならないといけない(そうじゃないとすぐレイシスト扱いされる)というのは結構疲れる、というのが本音。
私にも、好きじゃない白人、黒人、ヒスパニック、アジア人、います。
それは仕方ない、ただ、嫌な奴に出くわした時に、
「黒人だから、白人だから、ヒスパニックだから嫌な奴」と思わないように気を付けている。嫌な奴は肌の色に関係なく嫌な奴、というのが真実だから。そこのところを忘れてはダメ。
自分も30年近くアメリカで生活してきて、黒人の歴史的な差別とは比べものにならないとしても、十分に差別の苦い味を味わってきた。
渡米当時と比べると、私が住んでいた田舎でも多少状況は良い方へ変わってきていたけれども、この国の人種差別は完全には無くならない、と私は思っている。
ただし、私はこの国が好きなので、自分が住み易いところを見つけて快適に生活できるように努力していくしかない。今住んでいる街はそういうところ。安全性、教育の質、物価など考えれば、以前住んだ田舎町の方が断然良かった。でも、もう住むために戻ることはない。オットは田舎暮らしのほうが好きなのだけど、日本人の嫁を貰った以上、我慢してもらうしかない。四半世紀も田舎町で差別にさらされて我慢したんだもの。もうこれからは穏やかに暮らしたい。
これからのアメリカ、どうなっちゃうのかな~と心配ではあります。


