ミルク缶ディナー | Mrs.Waywardのひとりごと

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アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

「これが一番簡単だから、クリスマスはミルク缶ディナーでいいかい?」

 

と義父からメッセージが届いたのは夫の実家へ行く予定の一週間前のこと。

 

ミルク缶ディナーとはなんぞや?と私も一瞬首をかしげたけど、思い出した。義父の近くに住んでる義弟がよく子供のボーイスカウト・キャンプのディナーで作ってたやつだ!

 

その調理方法とは…

 

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昔、酪農家が使ってたホンモノのミルク缶。これ、実はもうあまり手に入らない。調理に使えるような、缶の中がキレイなやつは特に、だ。

弟も実に四苦八苦してやっと見つけたらしい。

 

ここにね、このように肉(ソーセージ、ハム)、野菜(ポテト、ニンジン、キャベツ、コーン)を投入。底に少し水を入れて味付けはバターと塩コショウだけ。

 

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(義弟はハムを入れるのを忘れ、あとで自分のヘマに怒ってたムキー

 

これに蓋をして。

 

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裏庭にあるドア無しカーポートでプロパンボンベに繋いで調理。

そして約2時間後…

 

じゃ~ん!!

 

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あれ?そのメタルの輪っかは何?と思った?これ、メイソンジャーの蓋のリングね。これをミルク缶の底に入れておくと具材が底にくっつかないのだそう。

 

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このお皿、実はプラスチック製の円盤型のソリウシシ

キレイに洗ってフォイルで覆って。だって、お義母さん、こんな大きなお皿持ってないからあせる

 

素朴だけど、私は好きだった。野菜が多く取れるし。

特に、キャベツと人参が激ウマでラブラブ

 

見えないけど、下の方には二種類のソーセージが埋もれてる。

入れ忘れたハムは別に温めて食卓へ。

 

田舎風な素朴な料理。素材の味が楽しめて美味しかったビックリマーク

 

義弟は褒めて欲しくてお兄ちゃんであるオットに何度も聞く。

 

「ね、ね、どう?美味しかった?好きだった?」

 

オットは嫌いでなかったようだけど、特に感激したふうでもなく、

 

「うん、いいんじゃない?」とつれない返事なので、私がガッツリと褒めてあげた。

 

「全部美味しいけど、キャベツ!このキャベツが特に美味しいよ!私は大好き!」とね。義弟も嬉しそうに、「ボクも普段はキャベツなんて食べないんだけど、このミルク缶のは好きなんだよね~」と得意顔。

 

お義父さんとお義母さんに代わって先頭に立って調理してくれたんだからすごく感謝。オットも一緒に手伝った。長男の義兄(別名キリギリス)だけは相変わらずどっかり腰下ろしてiPhoneでゲームやったりテレビ見てたりしてたけど汗(実に想定内)

 

この冬は例年になく暖冬で雪がほとんどなく、楽しみにしてたスノーモービルもソリもできなかったのが残念。祖父母の家に行く時の、子供達の一番の楽しみだから。

 

唯一、子供達には山奥の温泉プールに行ったことが目玉だったかな。私は疲れていたので荷物見張り番(田舎だから誰も盗まないけどね)を名乗り出て、プールに入らないで見てたんだけど。

(写真に写ってるのはバレーボールに興じる地元の若い子達)

 

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プールは屋内。右上に写るガラスのドアの向こうがホットタブのエリア。

そっち側は、囲いはあるけど屋外で空が見える。

 

ここの水は完全な温泉水で、温度がとても高いため、特に温泉プールの方はかなり水で薄めて温度を調節。ホットタブの方は熱々の本物の温泉。だけど熱すぎるのでちょっとは薄めてるらしい。

 

この日はクリスマスの翌日とあって、田舎の皆さまが続々と押し寄せて特にホットタブは芋洗い、いや、芋茹で状態だった、とオットが言っていた。

 

この山奥の温泉プール、オットが小さい頃から何一つ変わっていないという、すごいレトロなスポット。

 

入り口(中から撮った)をご覧ください。

 

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凄いでしょう。この木造感!でもって、右側にあるのは、今ではもうあまりお目にかからない、Payphone。アップで撮るんだった!子供達、ほとんど見たことないから!(数年前に、Maroon 5 の歌であったでしょ、Payphone て。アレ聴きながら口ずさんでいた息子が、「マミー、ところでペイフォーンって何?」って爆  笑

 

そして、こちらも昔のまんまのコンセッションスタンド(スナック売り場)。

 

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ヤバいほどのレトロ感!昭和の駄菓子屋を彷彿とさせます。

でも、裏で焼かれているハンバーガーがいい匂いだった~(ウットリ)

 

ま、そんなこんなで、今回到着するまではすったもんだあったけれど、到着後は平穏に過ぎていった。

 

苦手意識のあった義弟夫婦だけど、彼らもだんだんと年を重ねてきて(嫁はまだ30代だけど)、ちょとMellowになってきた感があるかな。義弟のクソガキ腕白息子達も、ちょと大きくなって、少しづつ、田舎のいい感じの男の子達(チャラチャラせず肉体労働も率先してやるような)になってきているような気がした。

 

12歳と11歳なんだけど、これまで義父の仕事だった朝食作りを一手に引き受けて、毎朝皆のために、兄は目玉焼きを、弟はパンケーキを焼いていた。

 

これがね、驚くほど義父の卵とパンケートと同じ仕上がりで内心ビックリ。焼き方が上手い!簡単なようで難しいんだよね、目玉焼きに火をちゃんと通して、かつ柔らかく仕上げ、パンケーキもフワフワにって。私の中で甥っ子達のポイントが上がったのでした。

 

これじゃあ、同居こそしてないけど、義父が内孫として可愛がるのも無理ないわ。義父のことよく助けてるもん。ウチの息子なんて着いた時と帰る時にグランパとグランマに無言でハグ、あと、クリスマスプレゼントに貰ったときにサンキューとハグ。交流なんてそれだけだもの!なんか、悲し~!

 

しかし、私の心配をよそに、結構楽しく美味しく過ごせたクリスマスホリデーになって良かった。来年ももちろん戻るつもりだけど、その時には雪雪の結晶がたくさん積もってますように~お願い