BLです。
ご注意ください。


昨晩載せる載せる詐欺をしてしまいすみません!!
なんと
まさかの
予約した日付けを間違えてた♡←アホすぎる(笑)
載ってないからビックリ!
こんな抜け作かまして続きはシリアスです←

改めて、学パロの続きもよろしくお願いします(>人<;)










┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈にのあい学パロ







突然だった。


呼び出され慌てて向かった自宅。
そこには泣いたのだろうか…少し目を紅くして心細い顔で待っていた潤が、俺を見ると縋るように抱き着いてきた。




「待たないで欲しい?」





「うん…その一言だけ、それだけ残して居なくなっちまった……」


「は…え、まさか……冗談、はじゃなく?」


「出来るなら俺だって、冗談にしたいょ…」



詳しく聞くと
遠征試合で帰ってきた雅紀を待っていたのは、いつの間にか引越されていた隣の家と自分宛に預かった手紙…それに書かれていた内容は「待たないで欲しい」の一言。携帯は解約されていて繋がらず

完全に絶たれてしまった繋がり…

あまりにも突然過ぎて頭がおっつかない。
冗談であって欲しいのに、ドッキリとかそんな類いのモノじゃないとすぐ分かった。
それでも俺は、傷付いた顔をした潤に1番気になる事を聞く。


「なぁ……それで、雅紀は?」


「っ……」


その言い淀む様子を見て
哀しむあいつの姿を想像する。


でも…



「……あいつ、変わらなくて」


「変わらない?」
思わず復唱した。


「なんでか、何も無かったみたい…いつも通りに大学行って、バスケして…バイトもしてるし……俺らに心配させないようにするつもりなのかな」


「そう、か……うん。そうかもな」



雅紀の事を想像するだけで胸を締め付ける感覚が襲う。

夢でも見てるのだろうか?
それくらい、実感が湧かない気持ちと突然の事に言葉を失った。


ニノが何を思って雅紀から離れたのか…

きっとお姉さんが関係しているんだろう
それは俺にだってすぐわかった。


でも、だからって黙って消えるなんて……



「俺でさえ……」


そこまで言って黙ってしまった俺を潤が見つめる。

「…俺でさえ?」

「……」
 
「?…なんでやめるんだよ」


だって…

その先を言えば、きっと泣いてしまう。


困った顔で相手を見ると、困った顔で微笑んでいた。



「誰も居場所は分からないのか?」


「うん…何も、手がかりが無いみたい」


「そうか……」


それ以上はもう、何も言えなくなった。


「潤……おいで」

「……ん」


不安だらけで心細かっただろう身体を
優しく抱きしめた。
縋るような手が背中にまわる。



俺だって…さ、


俺だって こんなに悲しいのに……



あいつは本当に大丈夫なのだろうか



どうしようもない不安を誤魔化すように
俺たちは暫くずっと、離れられずにいた。