「頑張れちっちゃいアタシ」を
帰りの電車の中で書いての、
駅から歩いての帰り道。
「怖くたっていいよ」
「期待に添えなくたっていいよ」
とぶつぶつ言ってたら、
突然言葉が突いて出た。
「泣いたっていいよ」
そう、人前で泣いたっていいよ。
怖くて泣いたっていいよ。
どんなひどいことを言われる場面でも、
泣いたことがない。
顔は引きつっていると思うけど、
顔色は蒼白だと思うけど、
泣かない。
ほんとに小さい頃、
父とお風呂に入っていて、
何かで泣いてて、
もう涙は止まっているけど、
しゃくりあげてて、
「もう泣くな!」と言われて、
「泣いてない」と言いたいけど、
しゃくりあげてるから言葉が出ない。
それがなぜか悔しくて。
歩きながら思い出すうちに、涙が出てきた。
悔しかったね。
怖かったね。
泣いてもいいよ、ちっちゃいアタシ。
人前で泣いたって大丈夫。
私の価値は変わらない。