工房と台所で過ごす穏やかな暮らし | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

布糸製品お直し・手仕事工房さにーです。
 
和歌山 高野山の麓
橋本市高野口町向島223ー8
09030394300
1/17(日)防災とボランティアの日、大学入学共通テスト2日目
本日はゆるゆる営業。
10時~4時頃に帰ろうかな。
 
昨年の今頃は、工房の売上をもっと上げていかないといけない切迫感があって、ドライバーさんと車やバイクシートなどを展開していこうと計画していました。
が、
ドライバーさんがミシン屋見習いになり、流れが変わりました。
で、
コロナ第1派。
激流のように流れていた世の中の流れが穏やかになったように感じました。
 
私は流れるのが遅いタイプなので、世の中の流れが穏やかになって、正直ほっとした感があり、今この緩やかな流れの中なら布屋の準備が出来ると感じ、動き始めました。
 
そうしてたら塩田ミシンおっちゃんが亡くなり、コロナ第2派なのか、コロナ第3派なのか何派かわからないくらいになり、世の中が渦巻いたり逆流しているかのようになりました。
 
そんな今、生まれてまだ2年のヒヨコ個人事業主の私はじっとしている事が最善だと思っています。
 
このタイミングで、自宅を片付けたり工房を片付けたりしているうちに、自分の意識が変わってきました。
これまで自分を震い立たせて、追い込んで進んできたのに、ゆるゆる~になる。
そうしたら
あちこち身体に痛みが出てきて筋肉痛みたいです。一般的に更年期といわれる年齢だからかもしれないけれど、ここまで頑張って生きてきた疲労が出てきた気がします。
 
はじめの頃は、そんな状態の自分にすごく不安を感じていたのですが、今は
自分の身体が納得するまで、ゆるゆる~と過ごしてみようと開き直っています。
 
私のココロはのんびりモード。
 
先々を考えると色々不安はあるけど、考えたところで仕方がないので笑って過ごしています。身体は痛いけれど、呼吸はとても楽チンなので、身体の隅々まで酸素を送れている気がします。ご飯は美味しくて仕方ないし、早めにお布団に入りゴロゴロ過ごし、心地よく朝までぐっすり眠れます。
 
 
今日は早く家に帰って晩ご飯を作り、年寄り4人のパトロールです。
カジキマグロの竜田揚げを作るの。
 
朝から付け合わせのブロッコリーを買いに
 
近くの八百屋さんへ。
 
大根と昆布とあげさんも炊いておいたので
 
夕方には染みて美味しくなっているはず。
 
年寄り4人(両親、塩田奥さん、工房元家主先生)が、まるで子供みたいに晩ご飯が届くのを楽しみに待ってくれています。
 
こんな日って来るものなんだ。
想像もしていなかったです。
 
工房と台所で過ごす穏やかな暮らし。