洋服の火傷(やけど)にご注意下さい | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

手仕事工房さにーです。

2/6(木)9時~5時半
高野山麓 高野口町向島商店街
09030394300
 
★洋服の火傷にご注意下さい★
 
冬場に多いナイロン素材の洋服の火傷。
超薄ダウンコート裾をストーブで焼いてしまったそうです。
火傷跡に、ダウンが飛び散るのでバンドエイド(ガムテープ)を貼って応急措置をされていました。
 
どう直そうかな。
うーーーーーーーーーーーーん。
うーーーーーーーーーーーーん。
 
携帯用ダウンコートなので、とにかく薄くしなくちゃ。それにはどんな素材が良いのだろう……。
 
薄いチュールを使ってみました。
 
同系色のメリヤス地で穴をふさいでから、裾全部をチュールでトリミングしました。
 
穴だけ処理するとその部分が目立つので、裾全体をトリミングしました。
 
穴をふさいだ所が少々目立ちますが
 
携帯用として使いたいご要望だったので、
この素材のチョイスが最善だったかな。
2000円を頂きました。
 
いろんな事を想定して、いろんなお直しを考えていこうと思っています。
 
 
冬場は衣類の火傷が多くなります。
くれぐれもご注意ください。
つい先日も、シニア男性の半纏(はんてん)袖口火傷のお直しをさせて頂きました。
どうして穴が開いたのか「心当たりがない」と言われていました。
「半纏を着てガスコンロを触わる事はありませんか?」と訪ねたら「ある」と言われていました。
ご本人も「それや!」と納得されていました。
 
冬物衣料の袖口、長い裾は本当に危ないです。くれぐれもご注意ください。