第91回東京優駿・日本ダービー どの馬にも素晴らしいドラマがある | 複雑な理論なんか捨てたのに、全く当たらない競馬予想

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振り返らずに 流されずに 心にある地図を信じて
複雑な理論なんて捨てて 伝えたいことが溢れてく
(いきものがかり♬いこう:数年前のJRAのCM曲抜粋)

<ダービー>

もう半世紀続けているPOGゲーム。当初は人知れずノートに書いて決めていたものだが、最近はJRA-VANとかで公にされているので、自分のやってきたことがこんなにも続くとは思ってもみなかった。

そうはいってもダービーに出走させることはとても難しい。半世紀でわずか自身のPOG馬の出走馬は7頭。

1974年 アイアンボーイ20着(ダービー以降、勝てず)

               ▼キクノオー11着(重賞4勝、天皇賞秋1番人気4着)       

 

1980年 サーペンプリンス6着(函館記念勝利、長く重賞戦線で活躍)

1989年 サーペンアップ3着(骨折で2年半休養も勝てず、種牡馬になったが活躍馬出ず)

1997年 ▼サニーブライアン優勝(骨折,3冠目出走ならず)

2016年 ▼リオンディーズ5着(故障で引退。種牡馬活躍中)

2018年 ▼ワグネリアン優勝 JRA-VAN POG 3,827人/83,462人中 4.5%

       (2022年、病気のため死亡。産駒の活躍が見れず、とても悔しくて悲しい)

いままで、幸運なことに2回も勝っている、まさかと思っていたが、本当に嬉しかった。

今年はシュガークンが出走するが、ワグネリアンの4.5%に比べ、こちらはなんと35%。

この馬が勝てば、多くの人(3人に1人)がPOGダービー馬主になるのだ。

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現地観戦

1984年 シンボリルドルフ

1985年 シリウスシンボリ

1987年 メリーナイス

1988年 サクラチヨノオー

1989年 ウィナーズサークル(サーペンアップ3着)

今年35年ぶりの観戦。目の前で勝ってくれるだろうか。

*****

1⃣ 1・・サンライズアース‥‥父レイデオロ、母シャアンドランジュ(マンハッタアンカフェ)    

      兄はセラフィックコール(みやこS、ダイオライト記念)
      すみれSで京都新聞杯勝ちのジューンテイク、プリンシパルS2着のメリオーレム

      を下し皐月賞に出たが見せ場を作れなかった。大きく後退。

1⃣ 2▲レガレイラ‥‥‥‥‥父スワーヴリチャード、母ロカ(ハービンジャー)
      牝馬は皐月賞で人気になるとごちゃつく展開になり苦戦してきた過去がある。

      案の定6着だったが上り最速で広い東京なら巻き返せると思うが、高人気心配。

      勝てば、木村先生とルメール騎手は昨年のスキルヴィングを弔うことが出来るとい

      うドラマがある。

2⃣ 3・・ジューンテイク‥‥‥父キズナ、母アドマイヤサブリナ(シンボリクリスエス)
      兄ジューンベロシティ(中山GJ2着)
      朝日杯で4着に頑張った後、京都新聞杯でインから抜け出し勝利した。時計面など

      問題ないが、すみれSで捕らえられなかったサンライズアースを物差しにすると、

      少しパンチに欠けると思う。

2⃣ 4△ビザンチンドリーム‥父エピファネイア、母ジャポニカーラ(ジャングルポケット)
      きさらぎ賞の勝ち方にスター性を感じたので皐月賞は△を付けたが、4角でサンラ

      イズアースの外逃避により馬はビックリしたかも知れない?が惨敗だった。

      サイン馬券的には前走GⅠムルザバエフ騎乗で13着というとオークス馬を思い出

      す。血統的には東京向きで、穴馬として要注意。

3⃣ 5△ダノンデサイル‥‥‥父エピファネイア、母トップデサイル(Congrats)
      母父は米国のダート馬だが、たどっていくとフォーエバーヤングの母の父である。 

      京成杯は見事な末脚で快勝。口向きの悪さが気になったが、血統的に東京になれば

      と思っていた。皐月賞除外のダメージ心配だが穴候補。

3⃣ 6・・コスモキュランダ‥‥父アルアイン、母サザンスピード(Southern Image)
      皐月賞は上がり目無いとして無印にしたが、中位から良く伸び2着になった。府中

      の新馬戦で殿負けしたように、器用さが発揮できる中山向きとみる。

4⃣ 7・・ミスタージーティー‥父ドゥラメンテ、母リッスン(Sadler's Wells) 

      姉はエリザベス女王杯3着のタッチングスピーチ。

      共同通信杯の負けっぷりから中山向きと思い、皐月賞で〇印にしたが、若葉Sで先

      行する癖がついたのか好位で進み一杯になった。藤岡兄ちゃんが勝つとドラマ性は

      あるが、盛り返しは厳しいとみた。

4⃣ 8〇アーバンシック‥‥‥父スワーヴリチャード、母エッジースタイル(ハービンジャー)        

      3代母がウインドインハーヘアだからディープは遠い親戚。京成杯のレースぶりか

      ら皐月賞は本命印としたが4着。位置が後ろすぎたため、上位馬とは伸び遅れた感

      じだった。東京コースなら逆転できる。

5⃣ 9・・ダノンエアズロック‥父モーリス、母モシーン(Fastnet Rock)
      母父はオーストラリアのリーディングサイアー、基本はスプリンター。
      弥生賞は骨折明け、馬体増、イレ込みと敗因明白で挑んだプリンシパルSは見事な

      勝ち方だった。だが、2400mがプラスになるとは思えない。

5⃣10・・サンライズジパング‥父キズナ、母サイマー(Zoffany)
      母父ゾファニーは現役時代、名馬フランケルの1馬身以内の2位入線した2頭のう

      ちの1頭。兄グランシエロは青葉賞4着馬で距離の融通性はある。ホープフルS3

      着、若駒Sを無難に勝ち挑んだ皐月賞は1枠で中位から中団インを進んだが伸びき

      れず9着に敗れた。苦しいか。

6⃣11◎シュガークン‥‥‥‥父ドゥラメンテ、母シュガーハート(サクラバクシンオー)

      兄はキタサンブラック。
      その兄がダービーで負けたのは、母父サクラバクシンオーという理由でなく、疲労

      がピークだった事によるのは後の成績からも明らか。もうこうなると、きついロ

      ーテやいろんな不安視は目をつむり、応援した馬を素直に応援する。

      これが、ダービーの基本。拍手喝さいを浴びるスター性が人馬とも備わっている。

      タバル取消なら、もしかして逃げるんじゃないか??

6⃣12・・シックスペンス‥‥‥父キズナ、母フィンレイズラッキーチャーム(Twirling Candy)
      母父は米国のダート、オールウェザーで活躍した馬。
      デビュー戦を辛勝したものの、ひいらぎ賞をあっさり勝つと、スプリングSは過去

      2走と同様軽快な先行から一瞬の脚で抜け出し3連勝。だが、皐月賞は体調が整わ

      ず回避した。東京の経験がなく、いかにも中山向きの走りと、府中苦戦のキズナの

      仔で軽視する。

7⃣13△シンエンペラー‥‥‥父Siyouni、母Starlet's Sister(Galileo)
      父はフランスのスプリンター、母父ガリレオは超良血のステイヤー。デビューから

      やんちゃな走りで堅実な成績を上げてきたが、皐月賞はラスト脚が上がっていたよ

      うに見えた。2歳時から矢作氏が「凱旋門賞を目指せる馬」と公言されており、事

      実、今年の凱旋門賞に登録した。ただ現時点で勝つまではどうだろうと思う。 

7⃣14・・ゴンバデカーブース‥父ブリックスアンドモルタル、母アッフィラート(ディープ)

      近親に府中の中距離得意な現役馬レインフロムヘヴンがいる。NHKマイルCは回避

      説が出てるようなデキにもかかわらず4着に頑張った。叩いて良化か無理して使っ

      たのがアダとなるかだが、ダービーでこれ以上は難しいと感じる。

7⃣15△ジャスティンミラノ‥父キズナ、母マーゴットディド(Exceed And Excel)
      母父はスピードタイプ。皐月賞は完勝。共同通信杯を勝ったとはいえ、大一番で東

      京で苦戦するキズナの男馬で、母系からダービー向きとは思えず、「一強」と大騒

      ぎされるほどの馬とは思えず、評価は下げる。

8⃣16・・メイショウタバル‥‥父ゴールドシップ、母メイショウツバクロ(フレンチデピュティ)
      毎日杯の勝ちっぷりか血統からか、多くの専門家の方々が皐月賞で強く推したため

      4番人気に祭り上げられてしまった。結果は一頭だけ暴走気味の逃げでしんがり負

      け。いくら逃げ馬が好走するダービーでも、馬のダメージが大きいはず。

      =出走取消= 

8⃣17・・ショウナンラプンタ‥父キズナ、母フリアアステカ(Zensational) 

      母父は米国オールウェザー短距離GⅠ3勝馬。
      新馬勝ちの後、東スポ杯、ホープフルSとソコソコの競馬をして、ゆきやなぎ賞を

      勝って青葉賞で末脚を伸ばして2着に入る。無駄なレースを使わずにこれたのは好

      材料も、東京の大舞台に弱いキズナの男馬ということで軽視。

8⃣18△エコロヴァルツ‥‥‥父ブラックタイド、母プティプランセス(キングカメハメハ)
      皐月賞はインから中央に出して上り最速で伸びて7着。朝日杯のキレからNHKマイ

      ルCに出れば◎にしようと思っていたが、ダービーにぶつけてきた。皐月賞で良い

      脚を見せた馬がダービー好走はよくあること。どうしても消し切れない。      

                                     

予想の核

皐月賞で書いたように、キズナの仔は東京が苦手で皐月賞が勝負だった。舞台が府中に移って、

ドゥラメンテ、エピファネイア、スワーヴリチャードの仔らが逆転するとみた。

青葉賞の呪いを解くとみた。

▼青葉賞みたいにこうなると良いな。

自分で撮ったやつ。

 

カバー写真は昭和48年日本ダービー。

初めて生中継で見たダービー。ハイセイコーがはじめて負けたのを見て、信じられない出来事が

起きてしまったという、なんとも異様な脱力感というか、茫然とした記憶がありました。

私は、長距離の追い込み馬が大好きなんだけど、生まれた年が違っていれば勝ったタケホープの大ファンだったでしょう。昭和55年の夏に谷川牧場に会いに行きました。ハイセイコーにも会いました。

なんとも長ーい時代が過ぎてしまったんでしょう。

 

土曜は自宅競馬。金曜が給料日で、軍資金の金の移動が大変だ。

厩務員ストライキ心配。

コーネルランサー、キタノカチドキの年は皐月賞が3週間くらい延びた。

関西馬は変則輸送が心配。

私は、ダービー当日は8時開門なので7時半から並んでようかな。

朝5時に起きて、6時の電車に乗って・・寝付けるかな。

競馬場では、混むだろうから大変だな。8万人以上集まるのか・・

吉野家の牛丼食べて、京樽のマグロ丼弁当を買っておく、モカソフトは無理でしょう。

では、良いダービーを

そして全人馬無事に厩舎に帰れますように。