茨城県牛久市で、瞑想の為のヨガ「スンニャターヨガ」を主宰しております、茂木敦子です。
↓きのうアップしたこの記事の続きです。
↑この記事の中で
わたしは、強くなりたくてヨガを始めたこと
けれど、強くなるのには色々や自分を見つめ直す必要があったから、時間がかかったこと
つまり自分の全体
○弱い自分
○自分の嫌いなところ
○家族との関係性
○友人との関係性
…などなど
自分を形作る全ての要素を見つめるのに
十分な静かな環境と、時間が必要だった
…ということをお話ししました。
強くなりたい、と思ったのは
大学1年生のころ
今から14年前の話です。
当時は人間関係に悩みがあるわけでもなく
強くなったからどうなんだ？と
半ば疑問に思いつつ
理由は曖昧なまま
とにかく強くなりたいって思っていました。
ここでいう強さとは
筋肉隆々のマッチョで
喧嘩が強い！みたいな強さとは違い
精神的にタフになりたい、というニュアンスの強さを望んでいたように感じます。
それから何年か経ち、
大学ではサークル活動の責任者や
イベントの企画・運営をやるようになり
リーダーとはなんぞや？というのを学びに
自主的にさまざまなワークショップに参加して
やがてこの人こそ我が師匠！と思える人に出会い、
そこでやっと、
なぜわたしが「強さ（精神的タフさ）」を
無性に求めているのか
その理由がわかりました。
わたしは、
大切な誰かと繋がりたいから
強くなろうとしているのだと。
ヨガや瞑想を続けていると、不思議なもので
身体じゅうの力みが程よく抜けて
心が静かになる分
日常生活のなかで
「強くなるためのヒント」が
そこかしこにあるぞ！って
気づけるようになりました。
たとえば、
誰かと意見が対立したときは
「どうしたら、互いの主張を
尊重できるか？」
対立を超える方法について考える。
超えることができたときの感動はひとしお。
互いに、信頼し合って
助け合えるようになる。
けれど、超えられない時もある。
考え過ぎだよ
もういいよ
しつこいよ
そう拒絶されたこともあった。
超えるにせよ、超えないにせよ
強さは等しく求められる場面だった。
他には、
安易に信頼した相手に
不意打ちで手のひらを返されて
あぁ、わたしは
こういう時に傷つくんだな
あぁ、わたしは
こういう時に無理をしてしまう
それはきっと、
嫌われたくないって気持ちが
根底にあるんだろうなと思索したり。
生きていれば、いろいろな人に出会いますから
自分にはどういう人が合うのか
どういう人が相手だと、
安心して貢献できるのか
試行錯誤する機会が
たくさんありました。
そして誰かを傷つけたり、
自分が傷ついたときは
何日も、何週間も、何年もかけて
ゆっくりリカバリーしていく必要もありました。
そうやって、自分自身について知ること
○不完全で、弱いところ、
役に立たないところを赦すこと
○自分を、大切な誰かを喜ばせる
自分の良いところを認めて、高めて、磨くこと
そういうのを
ヨガや瞑想を続けながら
模索してきました。
そして
わたしの望む「強さ」とは
自分を識り、
赦すことだということを
長い年月のなかで知りました。
2012年に結婚して、
それから2人の子どもを授かり
旦那さんと、子どもたちと
毎日過ごしていくなかで
「強さ」について
新しい視点が増えました。
先日、一日の終わりに
育児と家事でヘトヘトになり
体調も良くなくて
「今日はもう、何にもしたくない」って
ボーッとテレビを眺めながら
壁に寄りかかって座っていたら
4歳の娘がわたしの隣にちょこんとすわって
わたしの耳元で、こう囁きました。
『ママ、これからパパのチンチンをさわろう』
え？？？
いま、なんて言った？？？
けっこう、わたしは暗い気持ちでいたのに
拍子抜けして、
娘と2人で大笑い。
わたしと娘の内緒話が聞こえていない、
少し離れたところで
洗濯物を畳んでいた旦那さんは、
大笑いするわたしと娘を見て
「なんだろう？？？」と首を傾げていました。
気づけば、
鬱屈とした気持ちも、
身体にズシリとのしかかる気怠さも
スーッと軽くなっていた。
娘ってね、
こういうところがあって。
どんよりとした空気でも
笑い声で一掃しちゃう。
笑ってる顔も、
キャハハって笑う声も
周りの空気や
周りの人たちを一瞬で笑顔にしてしまう。
わたしはそういう明るさを、
飲まない薬みたいだなって思う。
娘がくれるその薬もまた、
強さだって感じました。
なんてことない
ごくありふれた風景かもしれないけど、
その強さに、いつも助けられてます。
娘がわたしに見せてくれた強さは、
わたしの想像を超える
温かくて優しい強さでした。
p.s.
結局触りませんでした。笑
（旦那さんはガードが堅い）
メールアドレス：SunnataYoga@gmail.com