新たな彼と会うことになった。
場所は休日出勤している彼の職場。
昼間だし、ましてや職場。
ただお茶しに行く感覚で向かい、
少し話したら帰ろうと思っていた。
彼のいる詰所には
私と彼の2人だけ。
少し雑談してから、
自然と話は仕事の話へ移る。
彼の話はとても学ぶところが多い。
ついつい話に夢中になり、
彼の元へ向かっている間に考えていた、
"どうして未だに彼と身体で繋がれないんだろう?"という疑問は
すっかり頭から消えてしまっていた。
話が途切れ、
ずっと座っていて少し疲れを感じた私は
立ち上がった。
手を伸ばしても
届かないくらいの距離にいた彼が
私を見上げる。
彼「どうした?」
私「ん?ちょっと疲れたなーって思って…」
と言った瞬間、
左の手首を掴まれて
彼に引き寄せられ、
抱きしめられた。
2人きりではあるけど、
昼間だし、
職場だし。
今ここで、
こんな展開になるなんて
全く予想していなかっただけに、
彼と自分の身体がくっついている状況が
理解できず立ち竦む。
私「ここで?」
彼「いいから…」
何がいいんだよと呆れ、
クスクスと笑ってしまった。
彼は笑わない。
ぐっと、
さらに強く抱きしめられる。
この人、本気だ…
ソファに座らされ、
彼が背後から私を抱く。
彼の手が私の服を捲り上げ、
下着の上から、
そして
下着の下へと
胸に触れていく。
そして、
押し倒される。
一瞬目が合うと、
堰を切ったように
キスが始まってしまった。
彼の唇が、
私の唇から首へ、
そして
胸の頂点へと這う。
私の全身から力が抜けていく。
もう目をつぶってしまおう…
そのまま深い海へと沈んでゆくように、
私は彼に身を委ねた。
「癒される…」
彼は何度か呟くように、
そう口にした。
私は私で、
いつもの如く
男性の性エネルギーを
貪欲に吸い取っていく。
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帰り道、
少し日が陰ってきている。
昼間でも夕方でもない、
曖昧な時を創る太陽の光を感じながら
ゆっくり歩く。
時が満ちれば、
頭で考えずとも
こうやって物事は滞りなく展開するのだ。
彼と身体で繋がった後に思うことは、
まだ理由はわからないけど
やっぱりこれは必要なことだったらしい
ということ。
令和もまだ6日目だというのに、
私にとって大きいことが
すごいスピードで動いている。
これからどんなことが
起こっていくのだろう。
新たなステージの始まりを感じながら、
空を見上げた。