自分の内側の混乱とを
静観するため、一人になりたい。
こういう時は、
どんなことがあっても
最後まで残っている、
自分は母親である
という自覚が極端に薄れる。
空に行きたい。
ものすごく高いところへ。
上の方へ…
飛行機に乗りたい。
夫へ伝えると、
夏に一人で旅行に行きたいと
伝えた時と同じ顔をした。
本当のことを
そのまま伝えることが
全て相手のためになるわけではない。
それらしい理由をつけると
夫は承諾してくれた。
うちは子供が生まれた時から
ずっと共働きなので、
私がいなくても
家のこと、子供のことは
大丈夫。
私がいなくても、
大丈夫。
今日はこの事実を
少し寂しく感じる。
空虚感が身体いっぱいに広がって
脱力してしまう。
母親である感が薄れているのに
家族には必要とされたい。
自分でも面倒な人だと思う。
自分がいなくても
家の中が回るように望んだのは
この私だというのに。
自分の状態によって、
自分の望んだことを
そのまま体現した世界でさえ、
見え方が変わる。
空港に着いた。
自分の存在意義を
どう感じたらいいんだろう。
出発ロビーに一人ぽつんと座り、
忙しなく行き来する人々を眺める。
みんなどこへ行くんだろう。
早朝だというのに
たくさん人がいる。
みんなには行き先があるのに
私には行き先がない。
行き先がわからない。
だから、空に行きたいのか?
地に足がついていない現状と
同等の場所。
それが、空なんだろう。
自宅から空港までの道中、
ゾロ目ばかり見る。
この旅も
思いつきのようでいて
きっと必然。
流れに身を任せ、
そこで感じることに
感覚を研ぎ澄まそう。
また今、
道に迷っているみたい。
抱えている重さに
少し疲労を感じる。