あなたは日頃から便秘で悩んでいないでしょうか。お通じが悪いと気持ちもスッキリしませんよね。水分を多く摂ることと、規則正しい生活を送ること以外に、やはり気を付けたいのが食生活。これからご紹介する4つの食物は、便秘を引き起こしやすくします。また、腸の動きをスムーズにするヒントも教えますので、ぜひご参考にしてみて下さい!

 

便秘になりやすい食物①揚げ物などの脂肪量の多い食物

フライドチキンや塩辛いクリスピーチキン、フライドポテトなど、皆さんがよく夜食に食べるこれらの食物は、実は脂肪が多く食物繊維が少ないため、腸を詰まらせて便秘を引き起こしやすくするのです。体が消化するのにも時間がかかります。 さらに、これらの食品は不健康な方法で調理されているだけでなく、味付けも濃いため、胃腸の消化速度に影響を与え、便の水分が減少し、便秘がより深刻になります。

 

便秘になりやすい食物②精製されたデンプン類

精製されたデンプン類は、白いトーストや麺類、女子の大好きなケーキやデザートまでさまざまですが、カロリーが高く太りやすいだけでなく、製造過程で数回にわたり加工されるため、実は便秘の問題を引き起こしやすいのです。完成品には栄養素や繊維がほとんど残らないだけでなく、製造過程で砂糖や油が過剰に添加されることが多く、これも消化管の働きに影響を及ぼします。

 

便秘になりやすい食物③熟していないバナナ

便秘のときにバナナを食べると、お通じが良くなるとはよく聞く話ではありますが、実はどんなバナナでも効くとは限りません。例えば、熟していない緑色のバナナにはタンニン酸が含まれ、消化管の収れん作用があるので、胃液の分泌と胃腸の蠕動を抑制して便秘を引き起こします。 便秘に悩んでいる人は、腸内に潤いを与える効果のある黒い斑点のある熟したバナナを選びましょう。

 

便秘になりやすい食物④アルコール、コーヒー、紅茶

きっと誰もが毎日のように朝には一杯のコーヒーを飲み、午後は仕事仲間と何か飲み物を飲んだり、仕事が終わると近くの居酒屋で2、3杯飲んでから帰る、なんて普通のことですよね。でも、実はこれらの飲み物も便秘になりやすいのです。なぜなら、これらは利尿作用のある飲み物で、水分が絶えず体から排出されると、便の水分も少なくなってお通じを悪くさせるのです。

 

便秘を改善させるには、前述の飲食物を避けることと、加えて腸の動きを活発にさせる良い習慣を身につける必要があります。今度は便秘体質を改善させる方法をご紹介いたします。

 

1)食物繊維の多い原型の食品を多く摂る

現代人の食生活は精製されすぎたものが多く、食物繊維の摂取量が少なすぎるため、便秘を引き起こしやすいです。オートミールやサツマイモ、新鮮な野菜などを多く摂って、腸の蠕動を高めることをお勧めします。

 

2)毎日2000C.Cの白湯を飲む

体内の水分が不足すると代謝が悪くなり、便が硬くなるので、毎日十分な水分を摂ることが大切です。 成人は1日2000ccまで、特に朝はお通じを助けるためにコップ1杯のぬるい白湯を飲むことをお勧めします。

 

3)適度な運動

運動は、胃腸の蠕動を刺激して、腹壁の筋肉やその他の腸の筋肉の収縮力を高めることができます。 特に食後のウォーキングは蠕動を促すのでおすすめです。 また、水泳は腹腔内のガス排出を助けるので、便秘の人におすすめです。

 

4)決まった時間にトイレに行く

毎日忙しいと、なかなか思うようにトイレに行く時間も取れないかもしれません。ですが、トイレに行く時間が決まっていなかったり、ストレスフルな生活を送っていると、結果的に便意を抑えてしまうことになります。おすすめしたいのは、決まった時間にトイレに行くことです。例えば、朝食の後や寝る前など、リラックスした気分の時に行くのが良いでしょう。

 

(Yahoo奇摩新聞より)