中国医学の観点では、春の気候は肝臓の生理機能と密接に関わっていると言われています。
『東は風を生み、風は木を生む。木は酸を生み、酸が肝を生む。肝はまた、筋を生む。』
古代中国から伝わる医学書《黃帝內經》にも記されているように、春になると陽気が生まれ、それと同時に肝にも気が流れ込みます。この流れをうまく利用すれば、気血の循環をさらに自由にすることができるのです!
春は肝の気を整えやすい季節であると同時に、簡単にエネルギーのバランスを崩してしまう季節でもあります。肝のエネルギーが活発になってくれる一方で、情緒や飲食、気候の変化でもそれは容易に影響を受けてしまうのです。言い方を変えれば、肝の気のバランスにさえ注意すれば、体調不良予防ができて春を元気に過ごすことができるということなのです!
中国医学でいう「肝」って?
まずは、伝統的な中国医学で使われる「肝」という言葉の意味についてお話ししましょう!
肝という部位は、中国医学の中で「気の流れをコントロール&調節し、血液を貯蔵する」役割があるとされています!言うなれば、肝は気の流れ、気分の変化(気分の昂り、落ち込み)、血液循環と物凄く関わりのある部位なのです。
肝臓は気の流れをスムーズにする上で非常に重要であり、気の流れが停滞してしまう状態を「肝鬱」と言います。この状態になってしまうと「火」が体内で発生し、体内を乾燥させて血を干からびさせてしまう(貧血状態にしてしまう)のです!
肝の気を養うには?
1.生活リズムを整える
・時々背伸びをしてみましょう。長く座りすぎるのは良くありません。気と血液の循環をサポートするために適度に立ち上がりましょう!
・目を酷使しすぎないこと。酷使することによって肝血を簡単に傷つけてしまうため。
・春に適度に運動して感情を穏やかに保ち、暴飲暴食は避けてお酒と油分を控えめに!
・気分の落ち込みやイライラをコントロールすること。「怒りは肝を傷つけてしまう」
2.食事
・青色入肝:春にはいつもより多く野菜を摂って、肝臓の機能を助けましょう!
・酸味入肝:春には適度にレモンやお酢、トマトのような酸っぱい食べ物を食べて肝臓に栄養補給!
・辛いものはいつもより控えめに。体を乾燥させてしまう「火」が発生してしまわないようにするため!
【この季節、肝を健康に整えるお茶】
バラ茶(玫瑰茶):
温の性質を持つ。気を整えて血液循環を促進し、血瘀(血液が停滞している状態)を解消する。
ネムノキ茶:
中庸の性質。鎮静作用があり、心を穏やかにし、気分の落ち込みと精神状態を回復させる。
ハッカ茶(ミント茶):
辛と涼の性質を併せ持つ。気を整えて肝の働きをサポートし、緊張を和らげてくれる。
菊花茶:
涼の性質を持つ。体内の熱冷ましとデトックス、目の見え方をサポートする。
画像、記事引用元:yahoo奇摩,早安健康
