腎臓は人体が代謝をするのに必要な大事な臓器です。人間の腎糸球体は生まれた時点で約 200 万個ありますが、再生能力がないために、腎糸球体は一生をかけて大事に使わなければいけません。統計によると、台湾ではおよそ9人のうち一人が慢性腎不全の問題を抱えています。これからご紹介する食べ物は、普段からよく皆さんが口にするものもあって、腎臓に悪いとは考えにくいかも知れません。でも、塵も積もれば山となるで、知らないうちに危険な状態に陥ってるかも。よく喉が渇く、足がむくんでいる、体重が増えている、泡立った尿が出る、など心当たりがある人はもしかすると、腎臓が弱くなり始めてる可能性があります。

 

以下に挙げる10の腎臓に悪い食べ物は、知らず知らずのうちに腎臓を傷つけています。毎日の食卓のメニューに挙げないようにして、腎臓にダメージを与えないようにしましょう。 

 

第10位、朝食用コーンフレーク:この砂糖をかけた炭水化物は、低脂肪でコレステロールが低く、食物繊維が豊富だと謳われています。ある調査によると、半数の市販のコーンフレークには、100g中500mgのナトリウムが含まれ、それはとても高い含有量です。また、イギリスの消費者雑誌の調査によると、90%の商品は高い砂糖の量で、13%は塩分が高く、10%が飽和脂肪が高いと判明しています。

 

第9位、ネギと肉そぼろ(肉鬆)入ロールパン、バタークリームパン:油をたくさん含むので、カロリーオーバーになりやすいです。また、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸を多く含むので、腎臓に大きな負担がかかるでしょう。

 

第8位、燒餅油條(揚げパンを挟んだゴマパン):一人前のカロリーは500~600キロカロリーします。高温で揚げると、発がん性物質も生成される可能性があります。また、歯触りを良くさせるために、業者の中にはアルミの成分が含まれる膨張剤を使用しているようです。それを頻繁に食べると、脳や腎臓に悪い影響を与え、認知症や腎不全を招くでしょう。

 

第7位、焼き餃子:これも高カロリーの食べ物で、食べ過ぎるとメタボリック症候群を引き起こしやすくなります。他にも肥満、高血圧、高血脂や糖尿病になりやすく、腎機能を損ないやすいでしょう。

 

第6位、肉そぼろ(肉鬆)、ビーフやポークジャーキー、腸詰:油が多く、塩分も糖分も高いです。特に糖尿病や腎臓を患っている人は、肉鬆を食べないようにしましょう。他2つの食べ物は高温加工をした赤肉で、同じく油や塩分、糖分も高いです。これらの食べ物は、ガンになるリスクも高いですし、体に慢性的な炎症を引き起こします。それが慢性糸球体腎炎、心血管疾患、自己免疫疾患などの引き金になります。

 

第5位、鉄板で炒めた麺:これも油、塩分、糖分ともに高い食べ物です。カロリーも高く、ナトリウム含有量も700mgを超えるほどです。鉄板で炒めると高温のため焦げやすく、発がん物質ができます。

 

第4位、三種の肉弁当(三寶飯):一人前が二食分ほどのカロリーがあるので、頻繁に食べるのはお勧めしません。チャーシューは豚のバラ肉を使うので、もともと高脂肪です。カロリーの高さもさることながら、肉の上に掛けるソースも塩分、糖分ともに高いので、腎臓に良くありません。チャーシューのほかに、脂身や鶏や鴨の皮も食べないようにしましょう。

 

第3位、チキンカツ:夜食に必ず食べるという人もいるチキンカツですが、ある12歳の慢性腎臓病を患った女の子は、以前から学校が終わるとおやつにチキンカツか鶏のから揚げを買って食べていました。その頻度は毎週4、5回に渡り、そのうち腎機能が損なわれてしまいました。ある時風邪を引いたのをきっかけに尿毒症になり、検査を受けてみると腎臓は壊死の状態にあり、以後人工透析が必要だと診断されました。

チキンカツは高カロリーであるのは言うまでもありません。その独特の風味も、高濃度の塩と砂糖です。また、業者の使っている油も、古いものをずっと使っていたとしたら、恐らく発がん物質や重金属が含まれている可能性もあり、そんな油で調理された食べ物を長期的に食べていると、肝臓や腎臓の機能が損なわれ、心臓や血管の病気およびがんになるリスクも高まります。

 

第2位、ラーメン:ナトリウムの濃度が高いため、高ナトリウム血症を引き起こしやすく、むくみや高血圧、痛風などの恐れもあります。
 

第1位、タピオカミルクティー:台湾の人々の間でも良く飲まれているこの飲み物は、腎臓にも良くありません。カロリーが高いだけでなく、フルクトースも多く含まれるので、腎臓に大きな負担がかかります。WHOによると、精製された砂糖の摂取量は、毎日一人当たりカロリーの総摂取量の5%を超えない程度とされています。例えば、成人の一日のカロリーが1800キロカロリーで計算すれば、精製された砂糖の摂取量は、90キロカロリーを超えないこととなります。(およそ22.5gの砂糖)でも、700CCのタピオカミルクティーの砂糖の含有量はだいたい50~60gで、半分ほど飲んだだけでWHOの基準を超えています。また、フルクトースを多く摂ると腎臓への負担も大きく、糖尿病や高血圧、脂肪肝や痛風などの慢性病を引き起こしやすくなります。

 

腎臓の健康を守るためには、これらの食べ物はできるだけ食べないようにすることです。たまに食べる分にはいいですが、そんな時は水分を多く摂って運動量を増やし、新陳代謝を促しましょう。皆さん、どうぞ食生活には十分に注意して、腎臓への負担を減らしていきましょう。

 

(鏡Mediaより)