寝ている時あなたはイビキをかきますか?実はイビキによって、あなたの体の状態を知ることができるのをご存知ですか?もしイビキに何か問題があって、それを長い間放置してたりすると、長期的には血液中の酸素濃度が低下し、心血管疾患や脳卒中、突然死につながる可能性もあります。

 

ある研究によると、イビキをかく患者は心臓の突然死のリスクが高く、特に酸素飽和度が78%を下回ると危険な状態となります。 また、睡眠中にイビキをかく患者の心臓の突然死の発生率は健康な人の2.6倍で、夜間や早朝に多く発生するという研究結果も出ています。夜間にイビキをかいていて、突然目が覚めたというケースも多く見受けられます。

 

研究によると、睡眠中にイビキをかく人の16%から33%は冠状動脈性心疾患も発症しており、その確率は普通の人より3倍高いことがわかっています。また、イビキを頻繁にかく人は、一般の人に比べて高血圧を発症する可能性が3〜4倍高いことも別の研究でわかっています。 イビキをかく人は、睡眠中に異常な血圧変化を起こしますが、特にイビキをかきながら呼吸が停止すると、体内の酸素が著しく不足し、体内の二酸化炭素が蓄積し続け、間接的に交感神経の興奮につながります。 その結果、血圧が急激に上昇してしまうのです。

 

関連データによると、毎年約 30 万もの人が心停止で死亡しており、その約半数は睡眠中または覚醒中に発生しています。 睡眠中にイビキをかく人は、心停止による死亡の10%から15%を占めると推定されています。 心拍停止の突然死の最も一般的な原因は、心臓が突然鼓動を停止する心停止、つまり「睡眠中に起こる突然死」です。 イビキの問題がある場合は、放置せずに必ず適切な治療を受けるようにして下さい。

 

(三立新聞網より)